
お酒が人類の食文化を中心に重宝がられて来たことは、いちいち例を挙げるまでもなく、パーティーの乾杯に代表されるように、太古の昔から、さまざまな交流の場で主役を演じてきました。 大学においても研究室やクラブでの学生同士や教職員との交流の場で、お互いの胸襟を開くのにどれほど役立ってきたことでしょう。
適量をわきまえた飲酒は、心を和ませ、会話を弾ませ、交流を深め、広める妙薬としての役目を担ってくれます。でも、これほどの妙薬でも、ひとたび処方(飲み方)を誤ると、理性を麻痺させ、お互いの関係をこじらせ、ときには命をも危うくさせる劇薬と化すことになります。お酒は一人一人の体質によりそれぞれに適量が違います。飲めないのに無理して飲んだり飲ませたりするのは言語道断ですが、多くの事故は飲める者の過信から起きています。こうしたお酒の危険性を充分理解してもらい、何より大切な自分の命を自ら守るとともに、飲み交わす仲間の命が危険にさらされることのないようにとの願いから「飲酒事故防止マニュアル」としてこのパンフレットがつくられました。
お酒が大人の飲み物であるのは、生理的な根拠だけでなく、お酒を飲む者が互いの自覚と自制で充分にコントロールできないとトラブルの元凶になるからです。大学は学生諸君を自らの責任で行動をコントロールできる大人として扱うが故に、学内施設での飲酒を容認しているのです。
「酒の怖さを知り、己を制すれば、飲酒危うからず」 楽しい飲み方を学びましょう。