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社会への貢献

社会や自然との共存
「自発的個」として未来を切り拓く

 工学院大学では、エクステンションセンターや理科教育センターを設置し、社会人教育から小中学生の理科教育支援まで、幅広い教育支援活動を行っています。本学の教員の多くが政府や公共団体等の委員会において学識経験者として委員を務めており、広く社会貢献をしています。

理科教育の振興

 近年、「若者の理科離れ」や「理科教育の危機」が指摘されていることから、工学院大学では新たな理科教育面での社会貢献事業をより一層強化するために「理科教育センター」を平成20年度4月より設置。本センターでは、高等学校・中学校・小学校の理科教育支援活動を積極的に展開しています。

理科教育センター

 小学生、中学生や高校生に理科の楽しさを直接知ってもらう事業として毎年8月に八王子キャンパスで「理科教室」を開催、2009年度から地方での出張理科教室なども行っています。また、子供たちが学ぶ中学校や校等学校のそれぞれの特徴を重視した理科教育を基盤とする新しいタイプの中・高大院連携事業を展開しています。さらには、小学校、中学校、高等学校で理科を教えておられる先生方の理科授業・理科実験の教授能力の飛躍的な向上を目的とした「スーパーサイエンス ティチャー(SST)」養成講座を開講しております。この他にも、理科教育振興・普及・推進に関わる各種支援事業および理科教育講座、後援会・研究会の開催なども行っています。

理科教育センターが展開している事業

フレンドシップ制度

 市民講座などに工学院大学の教員を無償で派遣しています。

高校生の育成のための各種コンテストを開催

 本学では、全国の高校生・高等専門学校生を対象に様々なコンテストを開催しており、各コンテストで作品等を募集し、表彰を行っています。これらのコンテストは、本学が広く社会に寄与するとともに、全国の高校生ならびに高等専門学校生の日頃の学習・活動の成果を発表する機会を提供し、教育活動の活性化に貢献することを目的としています。主なコンテストは下記のとおりです。

公開講座・社会人の学びの場の提供

 夜間の工手学校として出発した工学院大学の120余年にわたる社会人教育の伝統と副都心に立地する地の利を活かし、学校教育の枠からエクステンド(外に広がった)した生涯教育の場を統括する組織としてエクステンションセンターを開設しています。

政府・地方自治体等の政策形成への寄与の状況

 政策形成への寄与として、各省庁をはじめ政府関係機関の委員等および地方公共団体および公共機関の委員等の委嘱を受け、教員が活動しています。主なところは、政府関係では、文部科学省、農林水産省、経済産業省、国土交通省、内閣府の協議会や評価委員会の委員などがあります。また独立行政法人においては、産業技術総合研究所、日本原子力研究開発機構、科学技術振興機構(JST)、中小企業基盤整備機構、大学評価・学位審査機構、日本学術振興会、防災科学技術研究所においての各種委員会委員を委嘱されています。
 また、地方公共団体関係では、東京都では都市整備局をはじめ、国分寺市、府中市、八王子市、また茨城県、千葉県千葉市、山梨県甲府市、香川県讃岐市、愛媛県等において委員を委嘱されています。

新宿地区における社会貢献活動

 新宿西口地域との連携を進めており、特に防災に関しては、町会・新宿区と連携した活動を行っています。また、東京マラソンにおいて、スタート地点より近いため、水・トイレ・グッズ(タオル)の提供を行い、好評を得ています。選挙の際には、投票所として場所を開放していますが、大学としては珍しい例といえます。

八王子地区における社会貢献活動

八王子学園都市センター いちょう塾

 2006(平成18)年より本学は八王子駅前にある八王子学園都市センターで開講している「いちょう塾」に科目提供を行っています。開講科目の内、半数は大学授業の科目等履修として扱われ、希望に応じて単位認定をおこなえるようになっています。各系列学科に大学授業の提供を呼びかけ、八王子教務課が窓口となり開講していますが、授業は、美術以外、本学教員が学園都市センターに出向き授業を行っています。(美術は3号館会絵画室で開講)

2008(平成18)年度のいちょう塾:開講状況

学科 科目名(学内開講科目名) 継/新 2008受講者数
特別進学コース 歴史と法(同じ) 9
国際化した時代の経済と金融(国際経済と金融) 17
ヨーロッパ統合の政治経済学(先進工業地域論)  17
近世哲学の根本問題 16
素描と表現(同じ) 18
イメージと表現(同じ) 20
化学に出会う(特設科目) 4
機械系学科(GE学部) 環境工学(同じ) 10
化学系学科 有機化学(同じ) 開講せず
環境化学工学(同じ) 開講せず
電気系学科 半導体の基礎とトランジスタの動作 開講せず
建築系学科 建築入門  開講せず

八王子学

 「いちょう塾」に、上記項目の科目に加え「八王子学」という講座を提供しています。これは新宿校舎のエクステンションセンターで2008(平成20)度春季に「新宿学」という講座を開講したことに続けて開講したもので、2008(平成20)年度後期は6名の本学専任教員によるオムニバス講座の形をとっています。また、文部科学省の2008(平成20)年度戦略的大学連携支援事業「八王子未来学の構築を目指した大学・市民・行政からなる大学連携と実践活動の高度化」の活動の一環として、リーフレット『工学院大学発 八王子学』を作成しました。

2008(平成20)年度後期「八王子学−歴史と未来−」プログラム

9月12日 「八王子学の可能性」(兼ガイダンス) 吉田司雄(共通課程)
9月26日 「日本のシルクロードの源流」 榎本淳一(共通課程)
10月10日 「八王子千人同心の剣術」 数馬広二(共通課程)
10月24日 「八王子の水環境」 釜谷美則(応用化学科)
11月7日 「八王子の防災−大学・地域の連携と期待される役割」 村上正浩(建築学科)
11月21日 「八王子学園都市の未来像−学生からの提案」 野澤 康(建築都市デザイン学科)