建築学専攻

大学院での学修を通して美しい生活環境の創造と高度で確かな技術を身につけよう

理念と目的

建築学は快適で安全・豊かな住生活の創造と維持が大きな課題です。しかし、近年、社会の動向は少子高齢化、情報化社会、国際化、建築技術者倫理など、新たな問題や課題が山積しています。これらの諸問題を解決するために、本専攻では、建築に関わる広い視野と高度な専門知識・技術修得をめざすとともに、国際性を備えた人材を育成します。

教育目標( 育成する人材像)

  1. 「工手学校」からの建築教育の伝統を受け継ぎ、多様な社会ニーズに応える建築・都市・環境の計画・設計の実践的な能力を培う。
  2. 地球的視野を持ち、固有の風土とその歴史、環境条件を理解したうえで、建築の適切な提案能力を養う。
  3. 建築・都市および関連分野の既往の知見に加えて先進的な専門知識を修得し、幅広い視野から調査分析し、課題を解決する能力を培う。
  4. 建築・都市の芸術性や歴史性に関する深い知識に基づき、創造的な提案をする能力を培う。
  5. 建築および都市デザインに関連する職能とその社会的使命を理解する。
  6. 建築・都市の安全と安心を支える構造、構法、施工などの技術や計画について理解する。
  7. 環境、経済、社会の観点から持続可能な社会の重要性を理解し、それを実現するための知識と能力を養う。
  8. 建築や都市開発を実現するため、社会的および経済的な制約や条件などを調整し、設計から事業へのプロセスを統合的にマネジメントする能力を養う。
  9. 自らのアイディアを広く社会に提案し、異分野の専門家ならびに一般市民との協働のなかで、リーダーシップを発揮する能力を培う。
  10. 教員および学生相互の共同作業を通して、調査・研究・設計・計画の手法を継続的に研鑚する。

アドミッションポリシー

建築学専攻では、次のような人物を入学者として求めます。
 
  1. 建築学の分野において、基本的能力を有する人
  2. 自ら真理を探究するための基本的能力と意欲を有する人
  3. 建築学における高度・専門領域を開拓しようとする意欲を持ち、その目的遂行のために努力を惜しまない人

研究分野

  • 設計・意匠分野
  • 都市計画・都市デザイン分野
  • 建築計画分野
  • 保存・再生デザイン・建築史分野
  • 建築構造分野
  • 建築生産・マネジメント分野
  • 環境設備分野

研究テーマとキーワード

研究分野 意匠計画系 技術系
設計・意匠 都市計画・
都市デザイン
建築計画 保存・再生デザイン・建築史 建築構造 建築生産・マネジメント 環境設備
研究テーマ
  • 設計・デザインの研究
  • 現代の家族の新しい住まいの可能性
  • 自然のシステムを指向した設計と計画
  • 空間研究
  • サステナブルな建築空間の研究
  • 日本の住空間に関する研究・設計
  • インテリアデザインの系譜の研究
  • まち・都市の将来像の描き方と実現手法
  • 都市構造と土地利用計画に関する研究
  • 都市のデザインマネジメント手法に関する研究
  • 都市美を形成するランドスケープデザイン
  • 災害復興のランドスケープデザイン
  • まち・都市の防災・減災対策
  • 教育施設および教育環境の計画研究
  • 地域における持続可能な生活環境の構築に関する研究
  • 建築プロダクトデザインに関する研究
  • 医療・福祉施設の安全性に関する研究
  • Environment-behavior Studies(環境行動論)
  • 歴史的な建物を残す技術や制度の研究
  • 中近世ヨーロッパの保存・再生デザインの事例研究
  • 保存再生デザインの理論と手法の研究
  • 建築や都市の歴史に関する研究
  • 地震動・地盤震動シミュレーション
  • 木造建築物の耐震設計法
  • 建築物の安全性の検証
  • 大空間の構造の座屈崩壊と地震応答
  • BIM(Building Information Modeling)プラットフォームの新しい建築生産
  • 建築プロジェクトマネジメント
  • 建築材料の品質評価
  • 建築材料の完全リサイクル化
  • 次世代空調システムの研究開発
  • 空調システムにおける微生物汚染の対策に関する研究
  • 建築設備の省エネ化による不動産価値の研究
  • 建築外皮の熱解析とファサード設計への応用
  • 環境と防災に配慮した都市インフラ研究
  • 都市・地域の環境負荷低減手法の研究
キーワード
  • 建築空間デザイン
  • 住まいと都市
  • 環境建築
  • 自然
  • プラスチック建築
  • コンピュテーショナル・デザイン
  • 人と建築の関係
  • コンパクトシティ
  • サステナブル建築
  • 伝統と現代
  • スケール・素材・ディテール
  • インテリアデザイン
  • ブランディング
  • 都市計画制度
  • 再生・活性化
  • 規制・誘導
  • まちづくり
  • 都市構造
  • 土地利用計画
  • 地方都市
  • 社会実験
  • ランドスケープデザイン
  • 地域資源
  • 都市基盤の更新
  • リゾート
  • 自然・文化的環境特性の保全・再生
  • 時空間スケール
  • オールハザード
  • 防災と減災のまちづくり
  • 防災教育
  • 防災支援技術・システム
  • プレイスメイキング
  • 空地デザイン
  • ストリートデザイン
  • コンパクトシティ
  • 公民連携まちづくり
  • 再開発
  • デザインガイドライン
  • グリーンインフラ
  • 景観規制・景観協議
  • 建築計画学研究
  • 生活環境
  • 保健・医療・福祉の連携
  • 持続可能
  • 建築家具
  • モバイル・アーキテクチャー
  • 病院
  • 高齢者生活施設
  • 障害者施設
  • 快適性
  • 効率性
  • 安全性
  • 保存修復
  • 伝統技術
  • 歴史的環境
  • 都市史
  • インフラ
  • 近代建築
  • 歴史的建造物
  • 保存復原(復元)
  • 活用
  • 駅舎
  • 地震工学
  • 構造工学
  • 地震防災
  • 木造住宅
  • 耐震性能
  • 伝統木造
  • 大規模木造
  • 耐震診断
  • 構造デザイン
  • 鉄骨
  • ドーム構造
  • 免震・制震
  • 鉄筋コンクリート
  • 各種構造の振動台実験
  • 水害・土砂災害等の複合災害対策
  • 高層建築の防災対策
  • BIM
  • デジタルツイン
  • デジタルファブリケーション
  • FM(Facility Management)
  • LCC(Life Cycle Cost)
  • 建設業経営
  • 建設産業政策
  • 不動産運用・REIT
  • 長寿命・長期耐久性
  • 資源循環
  • 保存再生テクノロジー
  • 環境配慮型コンクリート
  • 材料・施工品質
  • 副産材・再生材料
  • 仕上・健康建材
  • CO2固定化
  • 快適環境
  • サステナブル建築
  • 空気質
  • 空気清浄
  • 呼吸器系感染症対策
  • アレルゲン対策
  • マイクロバイオーム
  • 健康影響
  • 空調システム
  • 温熱環境
  • 設備シミュレーション
  • エネルギー
  • 温室効果ガス
  • 廃棄物資源処理
  • 災害リスク評価
  • 環境配慮建築
  • エコライフ
  • 地球環境保全
  • 太陽熱利用
  • 省エネルギー
  • ヒートアイランド対策
  • グリーンインフラ

カリキュラム

カリキュラムポリシー
学修便覧
カリキュラム詳細はこちらよりご確認ください。

取得可能な教員免許状・学芸員資格

修士の学位を有する者で所定の条件を満たした場合、中学校・高等学校教諭の「専修免許状」を取得することができます。
本大学院において取得できる専修免許状は右記のとおりです。専修免許状取得には一種免許状の要件が必要ですが、ない場合は学部聴講で取得できます。

  • 高等学校教諭専修免許状(工業)
  • 学芸員資格※2
  • 学芸員資格科目は学部に設置されていますが、学部聴講で取得可能です。
就職実績
おもな就職先についてはこちらをご覧ください。

研究室一覧

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