



JABEE (ジャビーと読みます)とは、Japan Accreditation Board for Engineering Educationの略称で、日本語では「日本技術者教育認定機構」といいます。JABEEは技術者教育プログラムの審査・認定を行う非政府団体です。その主要な活動は、大学などの高等教育機関で行われている教育活動の品質が満足すべきレベルにあること、また、その教育成果が技術者として活動するために必要な最低限度の知識や能力の養成に成功していることを認定することです。この理念を実現するために、JABEEは各高等教育機関に次のような活動を求めています。
優れた技術者は次の三つの能力や資質を有し、国際的に通用することが求められます。
JABEEの基準は上記の能力を体系的に網羅しているので、JABEEプログラムを修了すれば、これらのすべての能力を身につけることになり、国際的に通用する技術者になります。
2005年6月にJABEEはワシントン協定 (Washington Accord) の正式加盟団体として承認されました。これで、JABEE認定の教育プログラムは、アメリカ、カナダ、イギリスなど8ヶ国で認定されたプログラムと同等であることが保証されました。加盟国は、今後ドイツなどのヨーロッパ諸国や韓国などのアジア諸国にも広がっていきます。これでJABEE修了生は、日本のみならず主要国のプロ技術者の資格を取得する道筋が開けたことになります。JABEE認定が、卒業後のキャリア開発に大きく役立つはずです。
技術者教育認定で求められる知識・能力には、次の (a)〜(h)の基準があります。これらのすべての能力を身につける必要があります。
JABEEでは単に科目の単位を修得したかどうかよりも、実際にこれらの能力を習得したかどうかの方を重要視しています。そのために、JABEE認定を行う審査員は答案・レポート・卒業論文などを見たり、学生と面談したりすることもあります。
(d) の項目は「分野別要件」というもので、専門分野によって要求される能力が異なります。機械工学エネルギー・デザインプログラム(機械工学科)と機械システム基礎工学プログラム(機械システム工学科)は「機械および機械関連分野」で認定を受けています。国際工学プログラム(国際基礎工学科および機械創造工学科)は「工学(融合複合・新領域)関連分野」で認定を受けています。
機械工学エネルギー・デザインプログラム(機械工学科)と機械システム基礎工学プログラム(機械システム工学科)は「機械および機械関連分野」で認定を受けています。
「機械および機械関連分野」では、JABEE基準の (d) の「該当する分野の専門技術」の修得すべき知識・能力として、以下のように定められています。
国際工学プログラム(国際基礎工学科および機械創造工学科)は「工学(融合複合・新領域)関連分野」で認定を受けています。
「工学(融合複合・新領域)関連分野」では、JABEE基準の (d) の「該当する分野の専門技術」の修得すべき知識・能力として、以下のように定められています。
JABEEはワシントン・アコード (Washington Accord、 WA) と呼ばれる国際的な協定に2005年6月から正式に加盟しています。この加盟以降、JABEEに認定された技術者教育プログラムは加盟国の技術者教育プログラムと実質的に同等と認められ、専門技術者の免許交付や登録上の特典を与える前提となります。つまりJABEEに認定された技術者教育プログラムは、国際的に通用することが保証されている教育プログラムだということです。
また、JABEE認定プログラムの課程修了者は、修習技術者としての資格を得ます(技術士第一次試験が免除される)。修習技術者は指導技術士の下で技術士補として登録し、4年間の実務経験を積むことで、技術士第二次試験を受ける資格を得ます。この試験に合格し登録すると、技術士として認定されます。技術士とは技術者の資格の中では最高のものです。JABEE認定プログラムを修了すれば、技術士の資格を最短で取得することが可能になります。