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掲載日:20061221

「工手学校」明治31年2月卒業生の講義ノート発見

 このほど本学の前身「工手学校」土木科を明治31年2月に卒業した吉江貞三の講義ノートが発見されました。このノートの発見者は都立小石川工業高等学校の三浦基弘先生。


発見された講義ノート(表紙)

 先生は、明治22〜23年に工手学校の土木科で講師でもあった渡邊嘉一(1858〜1932)の足跡を追っている過程で、嘉一が明治30年、機関車の燃焼の良い燃焼器の特許をとった際の協力者と思われる吉江介三〔現東工大卒、(株)石川島造船所土光敏夫の上司〕を調査していました。

 介三の遺族を突き止め、介三の遺品のなかに兄の貞三(工手学校の卒業生)の古い講義ノートなどが大切に保管されていることを知り、「これは貴重な資料」と直感されました。

 三浦先生は、工手学校をルーツとする工学院大学で保管することが、この貴重な資料を活かすことになると考えられて子孫の方と相談の結果、仲介の労をとっていただくことになり本学に寄贈されることになりました。

 三浦先生は、橋の研究者として著名な方ですが、明治期の工業教育及び「工手学校」にも造詣が深く、そのような方に発見されたのも、奇縁と言えるでしょう。


 丁寧に、そして克明に書き記された講義ノートを見ていると、紙面から勉強にかける意欲や青年の熱気が吹き上げてくる思いがします。

 本学では創立記念日の折などに展示し、閲覧に供したいと考えています。

講義ノートの内容(部分)
(画像をクリックすると拡大します)



編集:広報部広報課

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