工学院大学学生支援GP「いのち・つなぐ・ちから」

地域とのコミュニケーションを活かした新しい防災・学生支援の取り組み
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取組内容・事例

主な取組事例

大学・地域・自治体の協働による地震防災訓練

  • 1.発災対応型訓練

    傷病者の応急救護訓練

    初期消火訓練

    発災対応型訓練は、火災・傷病者・閉じ込めなど災害時に起こりうる被害を想定 し、被害現場にいる人がその現場周辺にある色々な防災資機材を実際に利用して、 初期消火訓練、傷病者の応急救護・搬送訓練、閉じ込め者の救出訓練などを行うも のです。28階建ての新宿キャンパスでは、超高層ビル全体を訓練会場として各フロ アに様々な被害状況(全館停電・非常灯点灯、エレベータ全館停止、各フロアに火 災・傷病者・閉じ込め者発生など)をつくりだし、非常灯によるわずかな灯りのも と、学生と教職員が協力しあって発災対応型訓練を行います。こうした実戦的な訓 練を継続して実施することで、学生や教職員の災害対応力の向上に努めています。
  • 2.体験型訓練

    炊き出し訓練

    起震車体験

    体験型訓練は、災害に関する知識や災害時に役立つ知識を、実体験を通して学生や教職員に学んでもらう訓練です。多くの防災関係機関の方にご協力いただきながら、廊下部分を利用した煙体験、地震動体験、応急救護訓練(心肺蘇生・AED)、学内にある各種防災資機材の利用訓練、非常食のアレンジ炊き出し訓練、初期消火訓練などを行っています。こうした訓練を通じて、災害時に本当の意味で役立つ知識を身につけてもらいます。
  • 3.災害対策本部訓練

    学長によるパニック防止
    のための全館非常放送

    災害対策本部訓練

    大規模地震災害など緊急時の様々な活動の中枢となるのが、災害対策本部です。訓練では、緊急地震速報による危険回避行動後、理事長・学長を中心に災害対策本部を速やかにたちあげ、学内の被害情報や安否情報の把握・分析、対応の指示、学生の安全確保、二次災害防止のため学内への適切な情報提供などを行います。長距離無線LANを利用して、災害対策本部を拠点に、新宿・八王子両キャンパスの情報共有訓練や、周辺事業者などと協働した情報受発信訓練も平行して実施しています。
  • 4.新宿駅西口地域本部災害情報受発信訓練

    被害情報・
    帰宅支援情報等の整理

    被害情報・
    帰宅支援情報等の収集

    大規模地震が発生した場合、新宿駅など駅周辺には大量の滞留者が発生します。滞留者の中には、すぐに帰宅できない帰宅困難者も多数含まれます。こうした滞留者による新宿駅周辺の混乱防止を目的として、新宿キャンパス1階には新宿駅西口地域の防災活動拠点となる新宿西口現地本部を設置します。訓練では、現地本部を拠点に、新宿駅周辺防災対策協議会と連携して、駅前滞留者の誘導、傷病者・災害時要援護者の受入、災害情報や帰宅支援情報の収集と滞留者への情報提供などを行います。
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実践的な災害対応能力を身につける取組

  • 1.リーダーズキャンプと連携した災害対応の意識づけ

    グループセッション

    普通救命講習

    リーダーズキャンプは、学生団体のリーダーが一堂に会して研修などを実施するイベントです。2008年度・2009年度は「いのち・つなぐ・ちから」のプログラムと連携して、普通救命講習および「大きな災害発生!リーダーとしてどうする?」というテーマでのグループセッションを行いました。
    2009年度リーダーズキャンプ開催報告
  • 2.災害救援ボランティア講座・防災士講座の受講

    災害救援ボランティア講座

    上級救命講習

    学外で実施されている災害救援ボランティア講座や防災士講座に参加を希望する学生を募り、受講させます。さらに、これらの講座で取得可能な上級救命士や防災士の知識を、大学に戻って他の学生に伝えてもらっています。

地域貢献活動

  • 1.防災ワークショップの開催

    防災上の課題の話し合い

    まちなかの防災点検

    防災ワークショップでは、学生がファシリテーターとなって、地域住民と一緒にまちなかの防災資源・危険箇所を点検し、地域防災マップを作成したり、地域の防災上の課題や改善策について話し合いを行います。地域住民とのワークショップを通じて、学生のコミュニケーション能力が向上するとともに社会貢献意識を育みます。
  • 2.地震防災訓練の支援

    避難訓練

    初期消火訓練

    防災ワークショップを通じて地域で起こりうる被害や自主防災体制などを把握したうえで、学生が地域住民と一緒になり、地域の実態にあった実戦的な地震防災訓練を企画・実施します。実戦的な地震防災訓練を行うことで、地域住民の発災対応力が向上するだけでなく、学生が訓練に主体的に関わることで、学生の問題解決能力が高まります。

これから実施する取組

  1. 新規科目「減災学入門」開講(集中講義)
  2. 新規科目「減災学」開講
  3. 地域連携ネットワークの構築と拡大
  4. 地域防災マップ・学内点検マップの改訂版作成と普及
  5. 災害救援ボランティア・防災士講習会の学生受講(継続)
  6. 地震防災訓練・ICカードによる安否確認実地試験の実施(継続)
  7. 地域防災マップ・マニュアルの改訂版作成と普及
  8. 普通救命講習会の実施と防災学生リーダーの育成(継続)
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取組内容・事例

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