工学院大学学生支援GP「いのち・つなぐ・ちから」

地域とのコミュニケーションを活かした新しい防災・学生支援の取り組み
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参加者・学生の声

vol1.山下裕平さん

参加された「リーダーズキャンプ」は具体的にどのようなイベントでしたか?

各部活やプロジェクトなどのリーダーを中心に学生が集まって、災害時、緊急時における対処や備えについて講習やディスカッションを行いました。
内容は1部と2部にわかれていて、1部では「普通救命講習」を受講し、2部ではグループセッションを行いました。

1部の普通救命講習ではどのようなことを行いましたか?

心肺蘇生実習の様子

消防署の方、地域の指導員の方を迎え、救急時・災害時に備えた講習を受けました。

突然貧血で倒れたりしたときや、工作機械でけがをした時などの止血方法、具合の悪い人の寝かせ方など、 身近で起こる救急時の対応の仕方を説明していただきました。
また実際に人形を使って、さまざまな実習を行いました。

実習では具体的にどのようなことを?

人形を使って、自分たちで心肺蘇生や人工呼吸を実際に行いました。
これらを個別でただ実習をするだけではなく、実際「人が倒れている」という具体的な場面において、 どのタイミングで「心肺蘇生」や「人工呼吸」を使うのか、またAEDのタイミングなども実践的に体験できたと思います。

第2部のグループセッションはどのような事を行いましたか?

各代表と5,6人の班にわかれて、課題を与えられ、それについて改善方法などを話あい、それを各班のリーダーが発表しました。

どのような課題がでたのですか?

今回は「大地震が起きた時にリーダーとしてどう対処するか」という課題でした。

発表された意見は、「メンバーの安全を第一に考えて行動する」、「リーダーは冷静に対処する等」、リーダとしての意識的な部分の話や、 「災害に備えて、各部活やプロジェクトでなんらかの備えをしておいた方がよいのではないか」などの対策的なものもでていました。
また、中には学校にある危険な個所、たとえば坂道などですね、こういうところを改善して欲しいなどの意見がでたりもしました。

このリーダーズキャンプに参加して、何か変化はありましたか?

まず一つに、災害などへの対策の意識が変わりましたね。
今までは、大地震が起こってもただ「避難」ということだけを考えていましたが、実際災害が起こったら けが人の介助などもおこなわないといけない。そんな時に自分に何ができるのか、ということを考えさせられました。 こういうこと(緊急時のこと)は、普段はなかなか意識しませんよね。リーダーズキャンプは、良い機会だったと思います。
あと、日常時でも災害や緊急時における対応に気を配るようになりました。

袋から取り出したマウスピース

今回「人工呼吸」をする際に「マウスピース」を配られたのですが、これ、鞄にいれて毎日持ち歩いているんですよ。 これでいつでもどこでも「人工呼吸」できます(笑)

リーダーズキャンプに参加して他に感じた点などはありますか?

今回受けたような実習(普通救命講習)も一度実習を受けただけではなかなか身につかないかもしれませんが、まったく知らないのと、うろ覚えでも知識として知っているというのはイザという時に大きな違いがあると思います。
一番良いのは、定期的にこのような実習があって、多くの人がスキルとして身につけていくことだと思います。
また、プロジェクトや部活、などでも僕のようなリーダーだけではなく、他の人も同じような意識を持ってくれたら、災害時や緊急時に心強いのではないでしょうか。
全体的な意識の向上のために、こういう機会が増えていくと良いと思います。

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