保護者のための就職活動 Q&A

保護者の方からよく聞く疑問をまとめてみました。
ご家庭でのサポートやアドバイスにぜひお役立てください。

1. 就職活動を始める前に

01. 就活生の親が「支援」できることは何でしょうか?

日頃からコミュニケーションをとり、「求められたら助ける」を基本スタンスに。

就職活動は精神的な負担が大きく、一人で乗り切るには荷が重いものです。実家暮らし・一人暮らしに限らず、日ごろからコミュニケーションが取れていると、就職活動についての相談や連絡もあるかと思います。「求められたら助ける」を基本スタンスとし、時には愚痴でも何でも聴いてあげてください。

ただし、就職活動の費用支援については別物です。株式会社ディスコによると、2020年3月卒業予定の大学生が就職活動にかかった費用は前年に比べ約千円高い、平均136,867円。うち親の負担額は平均82,059円であったとされています。大学生が数ヶ月間で使う額としては高額であり、工面が難しい場合もありますので、こまめに気にかけていただくようお願いします。

02. 就職活動にあたり、大学の成績はどの程度影響しますか?

良いに越したことはありませんが、それだけで判断されるわけではありません。

成績は良いに越したことはありませんが、それだけで判断されるわけではありません。ただ、学業への取り組み方がそのまま仕事に対する取り組み方としてイメージされ、選考の判断材料の1つになることもあります。

03. 留年は就職活動に影響しますか?

4年間で卒業できなかった場合でも、ほとんどの学生が無事内定を得ています。

4年間で卒業できなかった場合でも、これまでほとんどの学生が無事内定を得ています。ただし、「なぜ4年間で卒業できなかったのか」ということは必ず面接試験で訊かれますので、その理由について答えた上で、「現在どれだけ学業に勤しんでいるのか」を伝えられるようにしておくことが望ましいです。

04. Uターン就職のサポートはしてくれるのでしょうか?

就職支援センターに集まる情報や資料、個別相談を活用いただけます。

就職支援センターには全国各地の自治体より送られてくる、Uターン就職のためのガイダンスや合同企業説明会の案内チラシ、求人企業リストなどを随時設置しています。ご自由にお持ちいただき、就職活動の参考にしてください。また、Uターンと東京近郊での就職活動を両立させるための相談にも乗っています。

05. 性格がおとなしく、口下手なので面接でしっかり話せるかどうか心配です・・・

質問を想定し、自信を持って答えられるよう下準備しておくことが大切です。

面接試験になると誰でもシドロモドロになってしまうものです。予め質問されることを想定し、自信を持って答えられるよう下準備をしておくことが大切です。特に自己分析を通じ、長所、将来やりたいことなどできるだけ具体的にしておくことが重要です。また、普段から多くの社会人と接する機会を設け、大人と話す練習をすることも効果的でしょう。就職支援センターではビデオ撮影を伴う面接練習を行うこともできます。

06. インターンシップに参加すると、その企業への就職は有利になるものですか?

志望する企業がインターンシップを実施しているなら、積極的に参加を。

企業によってインターンシップに対する考え方はさまざまですが、実際に現場で働いてみることは就業観を養う上でも重要な経験です。夏期インターンシップは社会勉強的な意味合いで実施している場合もありますが、秋・冬期インターンシップでは、実際に選考に結びつくケースも少なくありません。採用に有利かどうかは一概に言えませんが、志望する企業がインターンシップを実施しているようであれば、積極的に参加するようにアドバイスしてください。

07. 適性検査はどのように行われますか?

種類・方法は多様化。志望企業・業界の実績を調べて自分に必要な試験の対策を。

適性検査の受検方式は大きく3つに分けることができます。
①テストセンター:専用の会場に設置されているPCで受検
②Webテスト:自宅などのPCを使って受検
③ペーパーテスト:企業内などでマークシートを使って受検

適性検査の種類によって出題される問題も解答にかけられる時間も異なります。
やみくもに筆記試験の準備を進めるのではなく、志望企業・業界の実績を調べて自分に必要な試験に絞って対策することが最も効果的と言えるでしょう。なお、就職支援センターでは筆記試験対策講座を実施しています。

08. 理系の女子学生は就職に不利ですか?

不利ではありません。理系女子学生の注目度はますます上がっています。

不利ではありません。昨今では理系女性の活躍により業績を伸ばす企業も多く、その経済効果の高さから政府も理系女子学生を増やすための施策を講じている程です。近年では女性限定の技術職セミナーを開催する企業も多く見られ、理系女子学生の注目度はますます上がっています。

09. 出身大学による不利はありますか?

大多数の企業は自由応募が主流。より多くの大学から採用する傾向にあります。

就職情報サイトの普及により、1社あたりの応募者数が増え、全ての応募書類に目を通すことができないため、まずは大学名で選別するという企業は存在します。しかし、それはごく一部の企業であり、大多数の企業は自由応募が主流となる中、より多くの大学から採用する傾向にあります。自信をもって就職活動に臨んでください。

10. OB・OG訪問の仕方を教えてください

まずは就職支援センターへ。OB・OGとの仲介や情報提供を行っています。

就職支援センターから直接連絡が取れる卒業生がいる場合には、センターが仲介してOB・OG訪問ができるようにしています。卒業生がいても連絡先が不明で直接連絡が取れない場合や情報公開の許可を得られていない場合は、自らで企業の人事採用ご担当者宛に連絡をして、卒業生を紹介してほしい旨をお願いする必要があります。OB・OG名簿は企業別に収集しており、就職支援センターでの閲覧が可能です。
その他、「リクルータ制度」を導入している企業については、リクルータである本学卒業生の連絡先を直接学生に伝えることができるため、学生は個々に連絡を取って進めています。なお、リクルータとは大学の先輩で、後輩の入社に尽力してくれる心強い存在のことです。

11. 低学年時からやっておいたほうが良いことはありますか?

勉強だけでなく、意識的にさまざまなことを経験してください。

「今しかできないこと」がたくさんあります。勉強だけでなく、意識的にさまざまなことを経験してほしいと思います。特に、部活動や委員会、サークルなど、集団で何かをするという経験は、貴重かつ重要なポイントです。また、多くの社会人と接する機会を持ち、社会との接点を増やしていくことも良いと思います。

12. 学校推薦での就職の割合はどの程度でしょうか?

就職決定者のうち、学校推薦応募が1割という割合です。

就職決定者のうち、自由応募9割、学校推薦応募1割という割合です。理系でも自由応募が多くなっています。しかし、その流れの中でも学科を指定して学校推薦応募枠をいただける企業も毎年一定数あり、内定にも結びついています。

13. 学部卒と大学院卒の就職状況に差はありますか?

内定率にそれほど違いはありませんが、職種によっては大学院生が有利な場合も。

内定率についてはそれほどの違いはありません。ただし、職種(ex.研究職等)によっては大学院生が有利という場合もあります。また、上場企業への就職率は大学院卒の方が高い傾向にあります。

14. 公務員(試験合格)をめざすための準備について教えてください

就職支援センターでは学内公務員試験対策講座や業務説明会なども開催しています。

就職支援センターでは、2019年度は「資格の学校TAC」の協力により学内公務員試験対策講座を開講しました(申込制・有料)。1~2年生対象は後期に全15回。3年生対象は、通年で全109回、週2日間のプログラムです。また12月には受験希望の多い官庁や自治体の方にお出でいただいて業務説明会を実施しています。 

2. 就職活動が始まってから

15. 就職活動の状況を話してくれません。このまま放っておいていいでしょうか?

無関心はもってのほかですが、過保護・過干渉もNGです。

無関心はもってのほかですが、過保護・過干渉もNGです。陰でサポートし必要に応じて最も身近な社会人として、人生の先輩として、常にやさしく見守り、思いやりのある態度で接してあげてください。

16. 内定をもらった会社は名前を聞いたことがありません。そのまま入社させて大丈夫ですか?

聞いたことがないというだけで否定せず、業務内容や将来性を調べてみてください。

できることなら有名企業に入って欲しいと思うのは多くの保護者の方が願うことかもしれません。しかし、私たちが知っている有名企業はほんの一握りに過ぎません。普段広告などで目にしない企業にも、優良で、将来性の高い企業はたくさんあります。特にインフラ系企業、IT系企業、ベンチャー企業などでは、その商品やサービスと企業名が結びつかないこともよくあることです。聞いたことがないというだけで否定せず、どのような仕事をしているのか、将来性はどうなのか、ぜひ子弟とは別の目線で調べてみてください。特にB to Bといわれる対企業相手の会社の中にも優良な企業は多いです。

17. 面接に落ち続けているわが子に、どのような対応をすれば良いでしょうか?

スムーズに内定に至る学生はほんの一握り。前向きな気持ちになれるように支援を。

就職活動でエントリーする企業の数は、平均で20~30社になり、内定がもらえるまでに10社以上面接すると言われています。スムーズに内定(内々定)に至る学生はほんの一握りです。ほとんどの就活生は何社もトライしているのです。ご家庭では、志望動機や入社意欲、アピール力が弱くないかをもう一度確認したり、保護者の方の仕事観を伝えたり、模擬面接を行ってみたりしながら、子弟には常に前向きな気持ちになるよう、支援してあげることも必要です。また、急かすより、時に一休みさせることも大切です。

18. 履歴書や面接試験では何を見ているのですか?

企業理解や仕事への意欲、自己理解とその表現力などを多角的に見ています。

履歴書では丁寧に書いているか、汚れていないか、企業研究ができているかどうか、自分のことを客観的に見ることができ、分かりやすい文章で表現できているか。また、学生時代に頑張ってきたことが文章を読んで具体的にイメージできるかなどを見ています。面接試験ではコミュニケーション力のほか、元気ではつらつとしているか、企業研究ができているかどうか、やりたい仕事がイメージできているか、自己分析がしっかりとでき、自分の強みを理解しているか。また、その強みが会社の中で生かせるか、自ら進んで仕事に取り組めるか、などを見ています。就職支援センターではどちらもサポートおよびアドバイスをしています。

19. 就職活動で行き詰まってしまったら、メンタル面でのサポートはありますか?

就職支援センターでは「臨床心理士」の資格を持つスタッフとの相談もできます。

「臨床心理士」の資格を有するスタッフがキャリアカウンセラーとして定期的に就職支援センターへ来ています。就職活動に疲れてしまったり、思うように進まなかったりする場合には、相談にお越しください。

3. 就職活動後半戦では

20. 内定が取り消しになってしまいました。保護者としてどのような対応をするべきですか?

精神的なケアを第一に、就職活動再開のモチベーションを高めてあげてください。

進路が決まって一息ついている時だけに、就職活動をやり直す気持ちになかなかなれるものではありません。だからと言ってそのまま就職を諦めてしまっては、その後の人生を変えてしまうことにもなりかねません。子弟の精神的なケアを第一に、就職活動再開のモチベーションを高めてあげましょう。内定取り消しの理由によっては法に抵触する場合もありますので、企業への対応については就職支援センターにご相談ください。

21. 希望する企業から内定が貰えません。翌年受け直すという選択肢はありますか?

新卒のタイミングを逃さず、正社員として就職するようアドバイスを!

新卒であるということも、就職の条件の一つと言っても過言ではありません。内定を取れなかった人が卒業後に就職活動をすると「既卒」ということになります。株式会社マイナビの調査によると、8月時点で現役学生の内定保有率は82.6%であったのに対し、既卒者は43.3%と相当厳しいことが伺えます。子弟がそのままフリーターを続けるという悪循環に陥らないためにも、必ず新卒のタイミングを逃さず正社員として就職するようにアドバイスしてあげてください。

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