古代ローマ時代から建築の大切な要素といわれてきた「強・用・美」。建築構造学は、この「強」を担当し、地震や台風の多い日本で建築の安全に貢献。さらに構造は建築の形を決めるため、「美」の実現にも重要な役割を担ってきました。この建築構造学に、リサイクル可能な鉄骨(鋼材)を使った「綱構造」からアプローチ。綱構造は超高層ビルやドームなどの大型建造物から学校体育館、住宅まで幅広く用いられ、「強」と「美」に優れた建築を実現します。耐震シミュレーションや実験なども行いながら、今後の綱構造建築のあり方を研究しています。