新宿キャンパス地下1階「学生ホール」が、フリーコネクトなコミュニケーション空間[ビーイチ]に生まれ変わります。設計・デザインは建築学部 飯島研究室を中心にして行い、学生の観点とプランも 盛り込んでいます。
9本の煉瓦の柱が整然と並ぶグレイッシュな大空間は、ふたつのゾーン〈キャンパス・ラウンジ>と〈ステューデント・ピット>にわかれ、使い方の違う各スペースがゆるやかにつながります。
エントランス側のゾーン〈キャンパス・ラウンジ>はパブリック空間。カフェラウンジのようにハイカウンターやベンチなどが配された、変化のあるカジュアルなエリアです。
奥側のゾーン〈ステューデント・ピット>は、自由により集うコミュニケーション空間です。煉瓦柱を囲む【BAR】はパソコン作業もしやすいパーソナル・ワークスペース。中央の長机群【GATHERING】はグループ作業やワークショップなどクリエイティブなコラボレーション・スペース。そして、縁側のように自由でフレンドリーなコミュニケーション・スペース【EN-GAWA】を配置し、目的に応じたそれぞれの集いが「つながり」「ひろがる」場所になります。
ゾーンの境界に位置するアートギャラリーのような【SHOW CASE】は、工学院大学の記憶を編集する場所。第1回展示は「20世紀の中の工学院大学アーカイブ」で工学院大学を面白く探索します。
また大空間の一角には、多目的プレゼンテーションスペース[GALLERY]を設置。自由な論議を想定した壁黒板も組み込まれ、小規模シンポジウムや自発的な発表など、発信の場としても機能していきます。
[ビーイチ]は、自由に集うネットワークの拠点、活気に満ちたラーニングコモンズの実現を空間の側から応援します。