共生工学研究センター

INDEX

  1. 学部・学科横断型教育
  2. メッセージ
  3. 共生工学研究発進の背景
  4. プログラムについて
  5. 産学/大学コンソーシアム連携

学部・学科横断型教育

ひとつの分野を深く学ぶ教育体制から、幅広く柔軟に学べる新しい教育体制へ

工学に関する幅広い領域を専門分野として持つ本学の利点を活かし、いち早く「ジェロンテクノロジー」に関する研究開発を推進して、超高齢社会が直面するさまざまな課題の解決を図るとともに、学部・学科横断型教育を通して異分野の専門家と連携して多様な課題に挑戦できる能力を持つ人材を育成します。

メッセージ

高齢者をはじめ多世代の誰もが快適で豊かな生活を営む社会を目指す

共生工学研究センターは、「共生工学:ジェロンテクノロジー」をキーワードとして学部・学科横断型の教育研究を実施するために2019年4月に開設されました。
「ジェロンテクノロジー」とは、超高齢社会・人口減少社会において新たに生じた諸問題を多分野の総合的な学問によって解決することを目指した分野横断型技術です。本学はこの研究対象をさらに拡大して捉え、高齢者をはじめ多世代の誰もが快適で豊かな生活を営む共生社会の実現に寄与する「共生工学」として発展させ、異分野の専門家と連携して、さまざまな課題に挑戦できる能力を持つ人材の育成と研究開発を目指します。

長澤 泰 工学院大学 総合研究所
共生工学(ジェロンテクノロジー)研究センター長
東京大学建築学科卒、北ロンドン工科大学大学院修了。
芦原義信建築設計研究所、厚生省病院管理研究所、東京大学工学部助教授・教授、工学院大学教授・工学部長・建築学部長・副学長・理事を経て名誉教授・特任教授。
東京⼤学名誉教授。専⾨は建築計画学。特に、保健・医療・福祉などヘルスケア関係の建築計画・設計・コンサルティング。
工学博士・一級建築士・インテリアプランナー。

共生工学研究発進の背景

理工学系大学の中でも特色ある取り組みとしてスタート

日本は、世界に例を見ない超高齢社会を迎えており、どの国も経験したことのない深刻な事態への直面が予想されています。今後、高齢者をはじめ、多世代の誰もが快適で豊かな生活を営める社会の実現に向けて「共生工学:ジェロンテクノロジー」に関する研究・教育が急務です。ジェロンテクノロジーは超スマート社会(Society5.0)の実現を目指して、スマートシティ(Smart City)構築に寄与します。これは、世界中で進行中のIoT(Internet of Things)などの先端技術を用いて、社会・個人生活のインフラストラクチャ—とサービスを効率的に管理・運営し、生活の質を高めながらも環境に適合して継続的な経済発展を目的とした新しい都市です。

工学院大学のジェロンテクノロジーへの取り組みは、このたび施行された大学設置基準および大学院設置基準の改正に見られるように、工学系教育における「学科ごとの縦割り構造の抜本的見直し」「学士・修士の6年一貫制など教育年限の柔軟化」そして「主たる専門に加えた副専門分野の修得」などを、社会的ニーズの高い分野に適用するものです。このように、ジェロンテクノロジーをキーワードとした学部・学科横断型教育は、日本と世界の社会情勢と社会的ニーズ国が求めるこれからの工学系教育の在り方に合致しており、理工学系大学の中でも特色ある取り組みとして推進します。

育成する人材

工学に関する幅広い領域を専門分野として持つ利点を活かし、いち早くジェロンテクノロジーに関する研究開発を推進して、超高齢社会において直面するさまざまな課題の解決を図るとともに、学部・学科横断型教育を通して異分野の専門家と連携して多様な課題に挑戦できる能力を持つ人材を育成します。

多彩な特任教授陣

トマス・ボック ミュンヘン工科大学主任教授
工学博士
ミュンヘン工科大学主任教授。35年に亘り、建設の自動化とロボット活用の研究に従事。シュトゥットガルト大学建築学部卒、イリノイ工科大学修士修了、東京大学で博士の学位取得。イラン、ドイツ、スペインにおいてモデュラーシステム建築のデザインとプレファブの建設現場の監理に携わる
秋山 正子 マギーズ東京 センター長 がん経験者と家族・友人が気軽に訪れ話せる英国生まれのマギーズセンター日本第1号、マギーズ東京センター長。2019年フローレンスナイチンゲール記章授与。聖路加看護大学卒。2011年地域住民が安心して集い共生社会への橋渡しになる場「暮らしの保健室」を開設した在宅看護の専門家。
河田 将吾 チームラボアーキテクツ代表 デジタルテクノロジー、アート、生物学、建築の境界を越え、新しい時代の都市と自然と人々のありようや、新たな建築や空間のありようを模索する建築集団チームラボアーキテクツの代表。チームラボプラネッツ(豊洲)、チームラボボーダレス(お台場)のほか、DMMオフィス(動物が住まうオフィス)などを手掛ける。

プログラムについて

さまざまな社会問題に挑戦できる能力を持つ人材の育成を目指す

現在ある全4学部(先進工学部・工学部・建築学部・情報学部)の知を集結し、「共生工学:ジェロンテクノロジー」をキーワードに学部・学科横断型の教育研究を推進します。各学部の特色を活かして、複数分野にまたがる多様な課題の解決を目指します。

総合研究所に共生工学研究センター : Gerontechnology Research Center (GTeRC) を組織し、横断型教育研究プログラムを運営します。共生工学研究センターでは、産学連携・大学コンソーシアム連携までも視野に入れた学部・学科横断型教育・研究体制を創生し、共生工学研究センターが主導してジェロンテクノロジーに関する調査・研究・実験・開発などを行い、本プログラムを稼働させます。

プログラムには、座学を中心とする講義だけでなく、国内外でのPBL型実務授業を含めた、現場実習の導入を推進します。対象者(障がい者や高齢者)はもちろん、NPOや社会福祉法人などとも連携し、学生が現場で自ら課題を考えることができる環境を用意します。そして異分野の専門家と連携して、さまざまな社会問題に挑戦できる能力を持つ人材の育成を目指します。

プログラムでは、広範な知識すべての理解を求めることはしません。さまざまな課題が発生している現場を体験することによって関係する分野の多様さを認識した上で、「何が問題か」を発見し、「どのような方法や手段で解決できるか」を考え得る「人間力」を備えた人材を育てます。

各学部が既存の履修科目からプログラムに適した科目を提示(聴講許可)し、横断型教育プログラムを構成します。学生は、学修テーマ・カテゴリーから履修科目を自由に選択・受講し、プログラム毎に指定された学修成果を積み上げます。そして、その到達度に応じて、ジェロンテクノロジストとしての修了証(CertificateやDiplomaなど)が授与されます。

高齢者を対象とするマーケットは今後巨大化し、ジェロンテクノロジーに関する知識・技術への社会的ニーズは、ますます高まります。多分野の研究者が連携し、人間の加齢・共生に対する工学的・科学的サポート技術を研究・開発するとともに、これからの社会で活躍し得るジェロンテクノロジストを育成することを通して社会に貢献します。

学部・学科横断型教育(Gerontechnology Research Program)

 

各学部から履修可能な科目(抜粋)

先進工学部 ケミカルバイオロジー / 食品化学 / 医用機器 / 公衆衛生学 / 薬品分析化学 / メディカルエンジニアリング
工学部 社会と技術者の倫理 / メカトロニクス基礎演習 / デザイン工学 / バイオメカニクス / ロボットの知能 / 福祉・介護システム
建築学部 都市デザイン / 災害危機管理 / ケアと住環境 / 都市空間デザイン論 / 医療施設計画 / 福祉施設計画
情報学部 ユビキタス概論 / 音情報処理 / 福祉情報学 / インターフェース論 / 人体機能論 / 情報とイノベーション

産学/大学コンソーシアム連携

産学連携・大学コンソーシアム連携による教育・研究の推進

 

問い合わせ

工学院大学 総合研究所 共生工学研究センター
E-mail :gtr@sc.kogakuin.ac.jp
TEL :03-3340-0939

産学連携活動について