卒業生インタビュー#04 | 建築学部10周年

卒業生の歩み・言葉から紐解く
建築学部10周年
積み重ねた知識と
広がった視野。
そして培われた
ブレない心

#4 中西 真子Mako Nakanishi

東日本旅客鉄道株式会社
2019年・修士課程修了/久田研究室

東日本旅客鉄道株式会社の幅広い事業の中でも、学生時代に建築を学んだ経験を活かし、入社当初から駅改良プロジェクトに携わっています。現在の主な担当プロジェクトは武蔵小杉駅の混雑緩和対策。交通インフラの改良を通して、安心・安全なまちづくりに貢献しています。

Q. 今の仕事を志すきっかけは?
A. 私が生まれる2ヶ月前におこった阪神・淡路大震災。そして、2011年の東日本大震災。ふたつの大きな震災をきっかけに、人々が安心して暮らせる街について考えるようになりました。

Q. 大学での学びが活きていると感じるコトは?
A. コストダウンが求められる場面で、構造の知識を活かした提案をすることができました。基本を理解していると、それを応用して仕事に活かせることを実感しました。

Q. 学んできた中で特に印象に残っているコトは?
A. 私は、震災の被害を最小限に抑える手段として建物の強度や耐震性を高めることを第一に考えていました。しかし、防災訓練や人々の意識も見直していかなければ安全な暮らしには繋がらない。ハード面とソフト面、双方へのアプローチが大切なことを学べたのは大きかったです。

Q. 未来の後輩たちにエールを送るとしたら?
A. おそらく、自分の10年後を明確に思い描いている人は少ないかもしれません。だから、まずは視界を狭めずに、様々なことを学んでほしいです。そうしているうちに、きっと自分のやりたいことが見つけられると思います。

WORKS

JR横須賀線武蔵小杉駅 ホーム新設工事

JR武蔵小杉駅やその周辺では,当初予想を超える規模の住宅建設が進んだことにより、混雑緩和・安全性向上などを目的として,2018年度よりさまざまな対策を実施してきた。2019年度より横須賀線武蔵小杉駅の抜本的な混雑緩和対策として、下りホームのホーム新設工事を実施している。