新宿アトリウムの試運転スタート

2020 / 05 / 29

5月末に新宿アトリウムの工事が概ね完了し、スクリーンやプロジェクションマッピング、音響設備などの試運転をスタートしました。

スクリーン中央部分は、キネティックウォールという可動式の壁になっています。ここまで大型の設備を常設したのは、今回のアトリウムが日本初で、180もの立方体が前後になめらかに動く様子は圧巻です。この可動部分には極彩色の光を放つLEDも内蔵されており、プロジェクションマッピングと組み合わせることで、様々なクリエイティブ表現を可能にします。

また、アトリウム空間を取り囲むように8つのスピーカーが設置されており、立体音響で3次元的な音の方向や距離、広がりを再現し、没入感を生み出します。

床にはオーク材を使ったパーケットフローリングを全面に取り入れるなど、アトリウム全体が木材を活かした、モダンで洗練された空間になっています。

アトリウム全体のようす

2019年11月にスタートしたこの空間を活用したデジタルアートコンペティションでは、第一段階のアイディア審査で5組の入賞者が発表されました。6月以降、オンラインで打ち合わせを行うなど、入賞者たちは第二段階の実作審査に向けていよいよ動き出します。