2019年度鳥人間コンテスト申請辞退に関するご報告

2019 / 03 / 12
この度、工学院大学B.P.Wendyは2019年度鳥人間コンテストへの出場を断念することにいたしました。

一つ目の理由は技術革新です。
残念ながら弊チームは、鳥人間コンテスト常連校に比して技術の面で劣っているのが現状です。
今年度は本学OBおよびアドバイザーだけでなく他校のチームメンバー、さらに他校のチームOBにもアドバイスをいただき、様々な改善点を発見できました。
根本的に変更する部分も多く、いきなりコンテストに出すことは様々なリスクが伴うため、今年度の出場は見送ることにいたしました。

二つ目の理由は引き継ぎです。
現在弊チームは技術継承が十分になされているとは言い難い状況にあります。
この状況を打開すべく、技術革新と同時並行で機体製作および設計に関するマニュアル等を作り直すためです。
鳥人間コンテストの出場書類は何種類もあり、作成にはそれなりの準備、時間を要します。
機体製作・マニュアル作成の作業に加えてコンテスト出場書類を作成することは現実的ではないと判断し、断念した次第です。

現在チームメンバーは皆、鳥人間コンテストに並々ならぬ熱意をもってこれまで活動してきました。
特に三年生は最後の出場チャンスを見送ることになります。
然しながら長い目で見たとき、上記の二つは常連校となるために必要不可欠なことであると判断し、出場を断念することを決定しました。

コンテスト出場を取りやめる代わりに、我々は技術そのものと技術継承の両面において飛躍的な向上を遂げるでしょう。
来年の琵琶湖で工学院大学の機体を飛ばすため、これからも我々B.P.Wendyは努力を重ねていきます。

今後とも工学院大学B.P.Wendyへのご支援、ご協力のほど、よろしくお願い申し上げます。