エリア防災とは

エリア防災とは
工学院大学では、私立大学研究ブランディング事業として、「巨大都市・複合災害に対する建築・情報学融合によるエリア防災活動支援技術の開発と社会実装」に取り組んでいます。

概要

建築学分野で得られている震災対策の成果と、最先端のICT技術(VR、画像処理、高速情報処理など)との融合により、震災・水害等による都市型複合災害に強く、速やかな機能回復による「逃げる必要のない建築・まち」の実現を支援するエリア防災活動支援技術に関する研究開発事業と、その成果をもとにした地域連携による社会実装事業(体験イベントなど)を行います。
各社防災担当者による、自衛消防隊の図上訓練
各社防災担当者による、自衛消防隊の図上訓練
新宿消防署員による消火栓説明を受ける各社防災担当者
新宿消防署員による消火栓説明を受ける各社防災担当者

ブランディングへの取組

従来の巨大都市の災害対策は主に民間の企業や施設が主体となるため、詳細な内容やノウハウは公開されず、学術的な評価を受けて標準モデルとして他の地域に適用されることは困難でした。
これに対して本学は、大学の研究・教育・社会貢献活動として実施することで、前例の無い震災・水害等による都市型複合災害・オールハザードに有効な技術開発と、地元行政・住民・事業者との密接な連携による社会実装化のノウハウや事例など、得られた全て成果を大々的に公開します。これらの成果は、世界のどの巨大都市にも適用可能となり、本学の独自色あるブランディング価値を大いに高めることが期待されています。

Project Image ~本事業のイメージ図~

Project Image ~本事業のイメージ図~

私立大学研究ブランディング事業とは

全学的な独自色を大きく打ち出す研究に取り組む私立大学等に対し、文部科学省が経常費・設備費・施設費を一体として重点的に支援する取り組みです。本学が採択された平成28年度は、全国の私立大学198校からの申請に対し40校が採択(採択率20%)されました。

エリア防災事業概要パンフレット

私立大学研究ブランディング事業として本学が取り組んだ「巨大都市・複合災害に対する建築・情報学融合によるエリア防災活動支援技術の開発と社会実装」について、研究の背景や目的、成果概要をまとめました。