ソーラーカープロジェクトが「World Green Challenge 2014」で総合優勝

2014 / 08 / 19
工学院大学ソーラーカープロジェクトは、World Green Challenge 2014(秋田県大潟村、2014年8月9~12日開催)のソーラーカー部門「チャレンジャークラス」に出場し、第1位に入賞、ソーラーカー部門チャンピオンになり「総合優勝」と「クラス優勝」の2冠を制覇、さらに「技術賞」「大潟村長賞 大潟村創立50周年」を受賞しました。
レースは1周25kmのコースを3日間で計24時間走り、総走行距離を競います。今年度は台風11号の影響を受け、10日(初日)と11日(2日目)のレースは行わず、大会最終日となる12日のみの開催で8~16時までの8時間の耐久レースとなりました。
 本学はスタートから順調に走行を続け、午前中には2位以下に25km(約1周)のを差つけファーストポジションに。正午からは台風の影響で雲り空と強風の中、往路と復路の走行に強弱をつけるなど、戦略的にも充実し、そのまま2位以下を大きく引き離して1位でゴールしました。
 
ソーラーカープロジェクトは、36名の機械系・化学系・電気系・建築系の横断的な学科の学生で参加しました。現地ではレースへの出場のみならず、コースコンディション整備にも全面的に協力するなどレース開催の後押しをしました。
また、今回のレースに臨んだ全6日間の行程においてキャンプでの自炊生活を実践し、2015年10月に開催される世界大会を想定したチームづくりを行いながら勝利を収めました。

■チームを率いる 濱根監督

今回の優勝は非常に価値のあるもの。工学院大学オリジナルの設計思想,4輪・低重心車両が圧倒した成績を収めて総合優勝だけではなく技術賞を受賞したことに価値がある。多数の学部・学科から集まった36名の学生が、世界大会を想定したレースを展開した。来年度オーストラリアで開催される世界大会出場の準備はスタートしており、世界トップレベルのチームに成長したい。

■優勝チーム学生リーダー  齋藤翔

断トツの成績で、優勝することができた。台風11号の影響によるレース時間の変更、さらに、バッテリサイズの大幅な減少など世界大会より厳しい条件にも関わらず、多数の改良により規定変更前とほぼ変わらない成績を収めた。チームは来年度に開催される世界大会での優勝を目標にしている。本大会後、すぐに世界に向けてスタートする。