みつばちプロジェクトが今年度初めての採蜜

2019 / 05 / 10

5月8日、みつばちプロジェクトが八王子キャンパスで今年度初めて採蜜しました。ミツバチの巣箱から巣枠を取り出す作業から、ハチミツを採取し濾過するまでのすべての工程を1・2年生のみで行いました。

初めに、燻煙器の煙でミツバチをおとなしくさせ、巣箱から巣枠を取り出します。巣箱を扱うメンバーは防護服を来て完全防備です。

巣箱から巣枠を取り出すようす
巣枠にはミツバチがびっしり

次に、取り出した巣枠に付いた蜜蓋をナイフで切り取ります。この蜜蓋が、糖度が高まりおいしいハチミツが完成している証拠なのですが、しっかり付きすぎても甘さがくどくなってしまうため、タイミングを見計らって採蜜しています。蜜蓋をきれいに切り取るには技術が必要なため、2年生のメンバーが慎重に切り取っていきました。きれいな六角形の中にハチミツがぎっしり詰まっているのが見えたときには、メンバーから歓声が上がりました。

蜜蓋を切り取ると…
ハチミツがぎっしり

蜜蓋が切り取れたら、巣枠を遠心分離機に入れます。この分離機は、日頃からご支援いただいている校友の方からの寄付で新しく購入したものです。今までのプラスチック製のものより安定感が増して軽い力で速く回すことができ、より効率的に採蜜することができました。中に残ったハチミツの取り出しも容易になり、メンバーは新しい分離機の有用性を実感しました。最後に、濾過器を使って、ハチミツを濾過します。今回の採蜜量は約1Lでした。

採蜜後には、採れたてのハチミツをメンバーが試食。「強い花の香りを感じた」「思っていたよりもくせが強かった」「甘さが舌に残る」など、感想を言い合いました。プロジェクトに加入したばかりの1年は「本当にはちみつの味がする」と笑顔を見せていました。

今回の経験を活かし、これから夏にかけて採蜜作業を数回行います。採れたハチミツを商品として販売する他、昨年度製作したハチミツ入り入浴料の第2弾として、ハチミツを使ったグッズ製作も計画しています。

分離機を使って採蜜します
できるだけ速く回す!!
分離機の底にたまってきたハチミツ
分離機から流れ出すハチミツ
濾過作業のようす

学生プロジェクト

学生グループによる理工学に関する創造活動。世界一を狙う「ソーラーチーム」や、キャンパスで採取した蜂蜜を商品化している「みつばちプロジェクト」など10を超える団体が活動中。