みつばちプロジェクトが「エコライフ・フェア2019」に出展

2019 / 06 / 07

みつばちプロジェクトは6月1日(土)、2日(日)に代々木公園で開催された、環境省主催「エコライフ・フェア2019」に出展(ブースD-6)し、活動紹介やミツバチと環境に関する展示を行いました。
例年、工学院大学みつばちプロジェクトとして参加している本イベントですが、今年の展示物は“より興味を持ちやすいものを”という考えから、昨年のものから大きく変化したものになりました。

展示パネルは、より多くの写真を使い文字を減らしたシンプルなものと、化学的見地から見た「蜂蜜」や「農薬」などを紹介したもの、計3枚を一から新規製作しました。さらに、蜂蜜の主成分である転化糖の分子模型展示や、工学院大学蜂蜜「KUTE Honey」や花粉や蜜ロウソクの展示、試験管で制作したミツバチの標本、それと直接比較できるオオスズメバチの標本、来場者の方が直接触れる「蜂の巣」、完成するまでの各段階の蜂の巣展示など...過去の来場者の傾向をもとに、より人の足を止められる展示物を揃えられたと思います。

小さなお子さんには、安全かつ間近で見ることのできるミツバチ・スズメバチの標本が人気で、なかなか返してくれない子もいました。お父さんお母さん世代は、触れる「蜂の巣」を紹介すると「これホンモノ?!」と驚かれる方もおられ、十人十色、表情を変えながら普段触れることのない蜂の巣を撫でていました。

週に1回のペースでミツバチと触れ合っている私たちの「ミツバチ」や「養蜂」への考え方、向き合い方というものは、少しずつかつ確実に一般人のそれとは遠いものに変化しています。こういったイベントに参加し、「ミツバチ」をあまり気にして生活していない方々と接することで、一般の方に頭上を飛ぶ働き者に興味を持っていただくだけでなく、私達みつばちプロジェクトのメンバーも、初めて活動見学をした頃の気持ちを思い出し、実際に見て体験していることの素晴らしさを認識できるのだと思います。

エコライフ・フェア2019「工学院大学みつばちプロジェクト」ブースにお越しくださいました皆様、ありがとうございました。スーパーで蜂蜜を見たとき、花の近くを飛ぶミツバチを見たとき、少し足を止めて頂ければ幸いです。

学生プロジェクト

学生グループによる理工学に関する創造活動。世界一を狙う「ソーラーチーム」や、キャンパスで採取した蜂蜜を商品化している「みつばちプロジェクト」など10を超える団体が活動中。