工学院大学ロボットプロジェクトがDiscovery Hackathon ダイフク賞受賞

2020 / 10 / 05

KRP(工学院大学ロボットプロジェクト)が昨年に引きつづき、”Discovery Hackathon 2020 ”に参加しました。このイベントは、全国から抽選で選ばれた総勢60名が参加する学生向けものづくりハッカソンで、9月26日から2日間にわたり開催されました。
今回のハッカソンのテーマ”「あたりまえ」をハックせよ”に対し、社会を変えるサービスやプロダクトの開発にチャレンジしました。

新型コロナウイルスによる社会の情勢を鑑み、オンラインでの開催となった今年のハッカソンでは、メンバーが各自の自宅からビデオカメラを通じて話し合いながら課題に取り組みました。

1日目のアイデアソンでは、KRPは感染対策において重要な”消毒”に注目をし、面倒で忘れがちという消毒のあたりまえをハックしようと決め、いつでも手軽に楽しく行えるような製品の開発に取り組みました。その後ハード設計、プログラム、回路、プレゼンとそれぞれ役割分担をし、各自自宅で夜遅くまで製作に取り組みました。

2日目は作成したハードを受け渡し、発表直前まで組立、調整を行いました。
その結果完成したのがこの「腕時計型消毒銃」です!
使い方は、消毒したい手やドアノブ、手すりなどに向けて手首を傾けるだけ。自動で手首から消毒液が発射されます。
製作が遅れ、発表までに理想通りに動かすことはできませんでしたが、アイデアや努力を評価していただき、結果、企業賞としてダイフク賞を獲得することが出来ました。
このイベントを通して、オンラインで開発することの難しさを感じながらもできることに精一杯努力をし、一つのものを作り上げることの素晴らしさを体感することが出来ました。また、ご参加いただいた企業の方々による技術的アドバイスや初めて会った他校の学生との交流など様々な貴重な体験ができ、非常に充実した2日間を過ごすことが出来ました。

KRPでは、今回の経験をもとに、コミュニケーション、アイディア出しやそのアイディアをすぐに形にすることなどの課題を見直して、今年こそNHKロボコンで自分たちが納得できる結果を出せるように頑張っていきたいと考えています。