ソーラーカープロジェクト世界大会 現地レポート

2013 / 09 / 23

掲載日:2013.09.23

定刻にチーム先発隊のメンバー全員が成田空港に集合。
空港で日本円→AUSドルに両替、衛星携帯電話とグローバルWiFiをレンタル。セキュリティチェックも問題なく通過し、20:30に離陸。
飛行機での過ごし方は映画を見るか寝るかの二択。
夕食の機内食はビーフとチキンで選択、思っていたよりは豪華でおいしかった。
後は朝まで寝る。皆、寝たり起きたりの繰り返しで熟睡はできない。起きると窓から見える朝焼けがすごいきれいだった。
朝食が回ってきて和食と洋食を選ぶことができた。稲葉さんの番で和食を頼むがないと断られる。
現地時間7:07にシドニー到着。気温は20℃と少し肌寒かった。

掲載日:2013.09.24

シドニー到着。PRACTICE号をピックアップする。1ヶ月ぶりの再会だ。
さっそくパネル状況を確認。大丈夫だ。
いよいよ逆走をスタート。ルートノートに従ってポイントをチェックしていく。快調な走りだ。今日の目標、ポートオーガストへの走行距離は3時間で300Km。思ったよりも通信状況が良好だった。
宿を確保し、夕食はオージービーフ、ピザ、サラダそしてビールとオーストラリアを満喫した。明日は7時出発、アリススプリング到着が目標。

掲載日:2013.09.25

本日はポートオーガストから出発。砂漠地帯に入り眠気との戦いが始まる。
内地の方に行くにつれ外気温は最高36℃と高くなるも湿度が低いためか汗はかかない。
グレンダンボのコントロールポイントを確認。 車から降りた瞬間にハエが集まってくる惨事に。路面状況は車高の低いソーラーカーがこする等の心配はしなくてよさそう。
クーパーペディーでコントロールポイントを確認。同地で昼食。ファーストフード店でハンバーガー、ピザを食べる。
逆走を再開、今日の目標はマーラに決定し進む。到着後ガソリンを給油しモーテルを予約。
夕食は施設内の食事どころでミックスグリル、アメリカンTボーンなどを注文。
食べていると女の子からナプキンで作った折り鶴をプレゼントされる。これに触発され、こちらも手裏剣や、やっこさん(説明にちょっと苦戦)を作りプレゼント。
記念撮影もしてもらい、本日の移動距離700?の疲れを忘れるくらい最高の夕食だった。

掲載日:2013.09.26

先発隊のスタート地点への移動中、コースにある「Cattle Grid(キャトルグリッド)」を計測。
これは家畜脱走や動物侵入を防ぐためのもので、道路に鉄格子が埋め込まれている。
過去の大会ではこのグリッド通過時の衝撃が原因でトラブルが発生した事例もあり、念入りに下見をした。

掲載日:2013.09.27

24日に逆走を始め、我ら先発隊はついにダーウィンに到達!思わずガッツポーズ!
さあ、これからが本番!明日は後発隊と合流する。

掲載日:2013.09.28

27日夜に出発したチーム後発隊も28日ダーウィン空港に到着し先発隊と無事合流。
レースのスタートにむけ、準備は最終段階に向かう。

掲載日:2013.09.29

ダーウィン郊外の予選・スタビリティテストの会場となる「ヒドゥンバレー レースウェイ」のピットにて車両の整備を開始。
翌日にはサーキットでの試走を控える。
世界24カ国から集まった40チームが本戦に向け準備に追われている。

掲載日:2013.09.30

ダーウィン郊外の「ヒドゥンバレー レースウェイ」で、「Practice」号のノーザンテリトリー州による仮車検が終了し、レース期間を通してソーラーカーが公道を走行できるナンバープレートが発行された。
大会による車検は現地時間 明日12:00より開始予定だ。

掲載日:2013.10.01

公式車検が、ダーウィン市内のフォスキーパビリオンで行われた。検査は厳しく、この日受けた8チーム中、合格した車両はわずか2台。ミシガン大などの常連チームも再車検を求められた。
我々は、ドライバーのヘッドレストの追加、鍵つきのバッテリー保管用コンテナーを求められるなどの指摘を受けた。指定された3日の再車検にむけ、必要な部材を集めて追加製作を進めた。

掲載日:2013.10.02

昨日行われた公式車検では、我々も軽微な修正を求められ、3日の朝に再車検となった。車検への準備を進める一方、一般道(the Cox Peninsula Road)での試走を行った。
試走ではソーラーカーの走行は好調。
しかし、ソーラーカーと連絡を取るオーストラリアのCB無線に問題が発生したが、高出力のCB無線購入でクリアにする。再度、一般道での試験をしていく。

掲載日:2013.10.03

前回指摘を受けたヘッドレストとバッテリーの保管コンテナーを追加装備して車検会場へ。 再指摘を受け、車検会場の外で追加加工し、その後あっさりと合格した。
ドライバーは、昨日から偵察をかねてサーキットへ。予選練習をしているチームが多く、ミシガン大学のラップを計測。 我々は、予選・本戦にむけセッティングを進めた。

掲載日:2013.10.04

スタート地点であるダーウィン近郊の公道でのテスト走行を順調にこなしている。
テスト走行では、本戦同様にサポートカーの車列を組み、車間やチームメンバーの役割分担の確認を行うなど6日から始まるWSC本戦に向けた準備を着々と進めている。

掲載日:2013.10.05

ダーウィン郊外の「ヒドゥンバレー レースウェイ」で予選と動的車検が行われ、暫定結果で予選2番手となる2'06.9のタイムを叩き出した 。
6日に始まるレース本戦は8:30より予選のタイム順で1分おきにスタートする。

掲載日:2013.10.06

いよいよ本戦が始まった。予選結果から2番手でスタート。序盤から熱戦が繰り広げられ、最初のコントロールストップ「キャサリン」へは8位で到着し、2つめのコントロールストップ「ダンマラ」の手前で1日目の走行を終了した。
走行距離はおよそ600km。現地点での公式記録では9位。

掲載日:2013.10.07

大会2日目。マシントラブルにより不安定な走行が続いたことでトップ集団から離され、第2集団に位置づける。
応急処置とサスペンションの調整を行い、大会3日目に備えた。

掲載日:2013.10.08

掲載日:2013.10.09

大会4日目。スタートから1,700km近辺から再開し、「クーバーペディ」付近まで到着した。 これまでの走行距離2,200km弱。
チームは途中コントロールポイントの通過制限時間の関係で、一部区間をトラック搬送となっている。そのため、大会本部の公式結果によると暫定順位は未定となっている。 

掲載日:2013.10.10

大会5日目。日本時間9:30現在、スタートから2,260km地点を走行しており、ゴールまで残り750km。本日は最終コントロールポイント、ゴールまで302kmにある「ポートオーガスタ」を目指す。現地天候は悪く、バッテリーの充電状況を考慮し、スピードをコントロールしながらの走行となりそう。
チームは事故もなく、メンバーも怪我などもなく、元気にやっている。キャンプ生活は続くものの、シャワーやトイレもあり、衛生環境もまずまず。皆さんの声援を糧にがんばりたい。

掲載日:2013.10.11

9:30
現在最終日で朝の充電中。昨日は強風と雨のため、最後のコントロールポイント である「ポートオーガスタ」に到着。17時を過ぎるオーバータイムでの到着だっ たので、時間調整後のスタートになった。今朝は昨日の大きな消費分をカバーす る発電が得られており、本日のゴールを目指します!!

13:30
天候にも恵まれ順調に走行し、最終計時点のアデレード郊外にある「アングルバレー」に到着した。このあと、アデレード市街地のセレモニーゴールのある「ヒンドマーシュスクエア」までパレード走行を行い、3,021kmのレースを終える。