現地レポート #14

2017 / 10 / 08

世界大会開幕、チャレンジャークラスで11番目にスタート

オーストラリア大陸を縦断する世界最大級のソーラーカーレース「Bridgestone World Solar Challenge」が10月8日(日)に開幕しました。日本からは、工学院大学を含む4チームが参戦。スタート地点となるダーウィンを出発後、太陽光を動力源として使い砂漠地帯を走り抜け、5日程度をかけてゴール地点のあるアデレードまでの約3,000kmを目指します。

工学院大学は、11番目(チャレンジャークラス27チームの中で11番目。大会全体では15番目)にスタート。順調に走行し、コース中に9つあるコントロールストップうち、ダーウィンから約300km離れた最初のコントロールストップであるキャサリンに昼過ぎに到着しました。
スタート地点であるダーウィンからファーストドライバーを務めたのは、金野竜也さん(工学部 機械システム工学科4年)。「本番レースの緊張感の中で、少し苦しい場面もありましたが、最初のコントロールストップのキャサリンまで走り切れました」と振り返りました。キャサリンでの停車中には、チームドライバで情報共有を行いました。
その後、八島裕士さん(工学部 機械システム工学科4年)にドライバーを交代。順調に走行を重ね現地時間16時46分頃、2つ目のコントロールストップであるデイリーウォーターズに到着し、初日の走行を終えました。
キャサリンからハンドルを握った八島さんは「試走時より、直線で安定した運転ができました。また、横風やロードトレイン対策の偵察車のおかげで安心して運転できました。」と初日のレースを振り返りました。
今夜は、Wingが停車した2つ目のコントロールストップ・デイリーウォーターズのコントロールストップ付近でキャンプを張り一夜を過ごします。

コントロールストップとは

コース中、指定された場所にコントロールストップが設置されており、車両点検を行った後、太陽光の充電を30分間行うことが義務付けられています。その30分間もの間、チームは車両から離れ、待機しなければなりません。
引用元 : BridgestoneWSC特設ページ (最終閲覧日:2017/10/08)