ソーラーチームがWGC参戦、1日目レポート

2021 / 08 / 10

ワールドグリーンチャレンジ(WGC)は、8月9日より秋田県の大潟村ソーラースポーツラインで開催されるソーラーカーレースです。1周25kmのコースを走り続ける耐久レースで、今年度は新型コロナウィルス感染拡大のため、レース期間が2日間に短縮されました。

工学院大学ソーラーチームは午前中に無事車検を終え、正午からレースがスタートしました。最初のドライバーは1年生。前半は、ドライバーとエネルギーマネジメントを行う戦略班との通信が上手くいかずスピードを出し切ることができませんでしたが、1位と大きく差が開くことはなく、2番手に位置付けていました。初レースで戸惑うことも多い中、約2時間を走り切りました。

2番目のドライバーは、3年生。時速80km以上で徐々に1位との差を詰めていき、15時過ぎには、トップに躍り出ました。曇の隙間から、太陽の光も差してきました。その後もレースが終了するまで、1位と2位を行き来しつつ、リードを保っていました。
しかし、初日のゴール目前で後続車が迫る焦りもあり、速度制限ポイントでスピードを超過してしまいました。ペナルティで1周分マイナスされ、2位で1日目が終了しました。明日も優勝に向けて、トップとの差を粘り強く詰めていきます。

コロナ禍で2020年はレースが中止になり、レース経験者がほぼいない中で、多くの学びがあった1日でした。レース後は、明日に向けてのソーラーパネル充電、車両調整を行いました。感染防止対策を十分行った上で、キャンプで一夜を過ごします。