八王子キャンパスで、災害時使用仮設救護所ユニットの組み立て作業と、その室内環境の計測を開始

八王子キャンパスで、災害時使用仮設救護所ユニットの組み立て作業と、その室内環境の計測を開始

2017 / 10 / 06

10月5日、八王子キャンパス3号館南側で、仮設救護所ユニットの組み立てと、室内環境計測の準備を行いました。

この作業は、大規模災害時に仮設救護所となる同ユニットの組み立て方法と設営時間の確認と、屋外設置時の室内温熱環境に関わる基本性能の把握を目的としています。得られたデータを活用することで、より早く設置でき、清潔で機能的な仮設救護ユニットの開発が見込まれます。 

ダンボールでできた壁を番号順にはめ込みます。
窓もあり、電気も点きます。体育館内など屋内設置を想定した仕様ですが、防水加工も施されています。
組み立て作業は学生3名が参加し、企業担当者から組み立て方を教わりました。約一週間後から本格的に始まる室内環境計測も、学生(学部3年生~修士2年生)が担当します。設置作業や計測を通して災害時の対策を考えることで、専門分野の実務的な技術・知識を身に付けると共に、発災時に自主的に行動できる人材に成長します。
左右のレールと上下のピンに合わせるコツをつかめば、15分ほどで設置できるそうです。
実験・計測名 仮設救護所ユニットの組立と室内環境測定
目的※1  エリア防災拠点をつなぐ自立移動式災害対応支援ユニットの開発
日時 2017年10月5日(木) 10:00-15:00
場所 工学院大学八王子キャンパス3号館 南側 ピロティ部
ユニットサイズ 2×2×2.2 m(左記サイズを2台使用)
担当教員 中島 裕輔 教授 (建築学部まちづくり学科)
  富樫 英介 准教授(建築学部建築学科):計測主担当
  横山 計三 教授 (建築学部まちづくり学科)
  柳  宇  教授 (建築学部建築学科)

※1:この調査は、私立大学研究ブランディング事業「巨大都市・複合災害に対する建築・情報学融合によるエリア防災活動支援技術の開発と社会実装」におけるテーマ3「エリア防災拠点をつなぐ自立移動式災害対応支援ユニットの開発」の一環です。