私立大学研究ブランディング事業 成果報告会と評価委員会を実施

2020 / 03 / 31

3月30日、工学院大学新宿キャンパスにおいて、私立大学研究ブランディング事業成果報告会を開催しました。

今年は、コロナウイルス対応として、発表者と、来校参加を希望した評価委員のみが会場に集まる形式としました(評価委員および各テーマ担当者は、zoom参加)。

まず、テーマ1リーダー・村上教授(建築学部まちづくり学科)より、オールハザード対応キットの開発、余剰空間の活用、自衛消防隊訓練VRの改良、ドローンを使った外壁被災判定などを説明しました。テーマ2からはリーダー・山下教授(建築学部建築学科)とサブリーダー・田村教授(建築学部建築学科)が、高層オフィスビルと体育館を対象とした、機能継続・早期復旧を可能とする建築モデルの開発研究について、報告しました。テーマ3は、リーダー・中島教授(建築学部まちづくり学科)、サブリーダー・水野教授(情報学部情報通信工学科)より、エリア防災拠点をつなぐ自立移動式災害対応支援ユニットの開発について、4年間の成果とデモンストレーション調査の結果を発表しました。最後に、佐野広報課長が広報・普及事業について、報告しました。

続いて評価委員会を開催しました。各テーマから今年度留意した指摘事項について報告し、評価委員からは「4年間で確実に成果が出ていることがわかった。」「査読付き英文論文にぜひ挑戦してもらいたい。」「今、世界が直面している感染症は、災害時に発生する可能性もある。防災への対応を今後組み込めないか。」「社会実装をゴールとするので、地域の意識変化も知りたい。」などの感想をいただきました。

文部科学省の支援による私立大学ブランディング事業としては今年度までですが、本学の防災に関する研究は、今後も続きます。