「大規模災害時にインフラはどうなる??オリパラ開催に向けて企業が備えることは??」講演会を本学で開催

2020 / 02 / 13

2月14日(金)、本学新宿キャンパスで新宿駅周辺防災対策協議会主催・講演会「大規模災害時にインフラはどうなる??オリパラ開催に向けて企業が備えることは??」が開催され、近隣で働いている方々を中心に50名以上が参加しました。

この講演会は本学の「エリア防災」の取り組みと連携しており、司会を本学の村上正浩教授(まちづくり学科)、開会挨拶を久田嘉章教授(まちづくり学科)が務めました。久田教授の挨拶では、「普段から準備しておき、いざという時に適切な自助・共助を行うことが、被害を最小限に抑えることにつながる」と防災対策の必要性について語られました。

初めに、東京ガス株式会社の飯田佳晃氏(都市エネルギー事業部 公益営業部)から、「大規模地震等に備えた東京ガスの取り組み」について発表がありました。実例を交えながら東京ガス株式会社における非常事態への備えや防災対策などについて語られました。

つぎに、東日本旅客鉄道株式会社の阿部真臣氏(鉄道事業部本部 サービス品質改革部)から、「災害時におけるJR東日本の取り組み」として、大規模ターミナル駅周辺エリアにおける震災時の駅周辺混乱防止に向けた対策や、災害時のお客様への情報提供などについて、紹介されました。

最後に、東京都準備局の山崎かすみ氏(施設部輸送課)が、「東京2020オリンピック開催がもたらす影響と企業の取り組み」というタイトルで講演しました。大会期間中の円滑な輸送サービス提供、都市活動の安定に向けたテレワーク・時差出勤の導入、物流の工夫について紹介があり、聴講者へも協力が呼びかけられました。

災害対策やオリンピック期間の働き方・物流対策は多くの企業で検討が必要な問題であるため、多くの方が真剣にメモを取り、聞き入る姿が見られました。