「防災WEEK」体験型イベントと講演会を開催しました

2017 / 11 / 06
11月6日から「防災WEEK」が始まり、初日は、体験型イベントと講演会が開催されました。このイベントは、新宿駅周辺防災対策協議会(事務局:新宿区)による主催で、本学はメンバーとして積極的に参画しています。文部科学省「私立大学ブランディング事業」に採択されている本学の取り組み「巨大都市・複合災害に対する建築・情報学融合によるエリア防災活動支援技術の開発と社会実装」の一環で、研究結果などを広く社会に知らせる場の一つです。

10時から新宿キャンパス1階アトリウムで行われた体験型イベントは、本学を含め7団体が出展しました。VRを活用した2種類の装置は、熊本地震の地震動と、ビル火災を想定した避難を体験でき、迫力ある映像と音、振動の擬似体験から、多くの方が防災対策の必要性を感じていました。地震速報アプリの紹介、ドローンや避難所開設キットの展示、東京都による備蓄品の配布も行われました。
16時からは、久田嘉章教授(本学建築学部)による講演が行われました。久田教授は「長周期地震動による高層ビル被害と対策」のタイトルで、本学新宿キャンパスでの計測記録を基に講演しました。続いて、草野利夫氏(気象庁地震科学部管理課地震津波防災対策室 調査官)による講演「知っていますか?長周期地震動階級~高層ビルに活かす地震防災情報~」が行われました。会場は立ち見も出るほどの盛況ぶりで、関心の高さがうかがえました。
久田教授による講演「長周期地震動による高層ビル被害と対策」
本学が新宿駅周辺防災対策協議会と共にエリアの防災支援活動に携わり、今年で10年目を迎えます。「防災WEEK」は11月22日まで開催し、その後、11月28日には学園総合防災訓練、12~2月はチーム・新宿によるドローンを用いた実証実験など、今後も、防災に関するイベント、セミナー、訓練、実験など続きます。