新宿キャンパスで新宿西口地域地震防災訓練を行いました

2017 / 11 / 09
11月8日、新宿キャンパスで新宿西口地域地震防災訓練を開催しました。この訓練は、自衛消防訓練と西口現地本部訓練の2種類に、新宿区をはじめ、近隣の企業も参加し、実践さながらの条件で行われました。

本学は、災害発生時には西口現地本部の役割を担います。それを想定し、本学2階で行われた西口現地本部訓練では、新宿区災害対策本部、防災センターなどとの情報連絡や、鉄道運行状況などの地区内での共有、さらに一時滞在施設や避難場所である新宿中央公園などと連携した滞留者の誘導を行いました。「雨が降ってきた」「新宿中央公園は避難者が多く、もう受け入れられない」「鉄道が復旧し、避難者の多くが帰宅し始めた。避難所は撤収してよいか」など、無線機を使って情報収集などを行い、地震発生直後から帰宅までの本部運営を疑似体験しました。訓練終了直後の感想として、「各社から参加する初対面の人が、協力して本部を運営することは難しく、今後も定期的に訓練が必要」「会社に帰って、今日の経験と課題を共有したい」と話す方が多くいました。
西口現地本部訓練の様子
西口現地本部訓練の様子
自衛消防訓練は、自衛絵消防組織による総合的な震災対応訓練として、事業所やビルでの災害対応活動の実効性を高め、地域における訓練モデルの構築を目的としています。仮想の超高層テナントビルにおいて、防災センターに設置する本部隊と、入居する各テナントに設置する地域隊が連携して災害対応を行いました。「傷病者受付にスキャナーがあると、共有に便利」「傷病者の誘導は、救護所の開設が確認できてからの方が混乱しない」など、日本赤十字社東京都支部救護ボランティアや今回の訓練の企画運営メンバーからのアドバイスには、参加者がなるほどと頷く様子が見られました。
自衛消防訓練(震災対応訓練)の様子
自衛消防訓練(震災対応訓練)の様子