3次元レーザースキャナー使用講習会を開催

2018 / 05 / 21
5月17日、新宿キャンパス25階で、3次元レーザースキャナーの講習会を開催しました。

VRアプリケーションの開発においては、建築物等の3次元モデルをいかに精緻に作り込めるかが重要となります。3次元モデルの作製方法は幾つかありますが、設計図がない場合においても有効な手段として3次元計測技術を活用する方法があります。この方法を用いることで、現実に存在する建築物等の形状を計測したデータを用いて、仮想空間に建築物の形状を容易に再現することが可能となります。工学院大学では、2016年度から石田航星講師(早稲田大学創造理工学部建築学科、工学院大学建築学部非常勤講師)を中心に、3次元レーザースキャナーを活用して、現存する空間から3次元モデルを容易に作製する手法の構築に取り組んできました。作製した3次元モデルは、防災訓練等を模擬的に体験可能なVRアプリケーションの開発につなげていきます。
石田先生から技術と知見を教わり、今後の実験に役立てることを目的に、5/17、計測とデータ処理の講習会が開かれました。講習には、エリア防災を研究している教員・学生が参加しました。建築学部、情報学部の学生も集まり、「情報と建築の知識をつなげて、こんなことができるのか」「VRと繋げるなど色々活用できそうなので、今後の調査に活用したい」との感想が聞かれました。
今後の活用が期待されます。