有線ドローンを利用した消防活動支援システムを、野田総務大臣が視察しました
2018 / 08 / 28
8月10日、村上正浩教授が関わる有線ドローンを利用した消防支援システムを、野田総務大臣が視察しました。
村上正浩教授(建築学部まちづくり学科)は、株式会社理経、前橋市消防局、田中電気株式会社と共に、消防支援システムに関する研究「有線Droneを利用した移動型火のみやぐらとG空間システム連携の研究」を進めています。
この研究は、有線ドローン(サーマルカメラ搭載、電源コード装着)を24時間飛行させ、現代版の「火のみやぐら」として消防活動を手助けするシステムです。ドローンから得た空撮画像は無線通信で移動中継車に送られ、被害状況のマッピング等に活用されます。カメラは、遠隔操作で確認したいエリアを撮影することができ、消防活動に必要な情報を提供します。このシステムは政府も注目しており、消防庁の研究推進制度において、政府方針を踏まえた重点研究開発目標を達成するための研究「重要研究開発プログラム」として採択されています。
このたび、総務省による「先進ICT事例の視察」に同研究も視察先として選ばれ、8月10日、前橋市消防局中央消防署において、研究代表者らが野田聖子総務大臣や総務省関係部署の方々に、研究説明とデモンストレーションを行いました。
村上正浩教授(建築学部まちづくり学科)は、株式会社理経、前橋市消防局、田中電気株式会社と共に、消防支援システムに関する研究「有線Droneを利用した移動型火のみやぐらとG空間システム連携の研究」を進めています。
この研究は、有線ドローン(サーマルカメラ搭載、電源コード装着)を24時間飛行させ、現代版の「火のみやぐら」として消防活動を手助けするシステムです。ドローンから得た空撮画像は無線通信で移動中継車に送られ、被害状況のマッピング等に活用されます。カメラは、遠隔操作で確認したいエリアを撮影することができ、消防活動に必要な情報を提供します。このシステムは政府も注目しており、消防庁の研究推進制度において、政府方針を踏まえた重点研究開発目標を達成するための研究「重要研究開発プログラム」として採択されています。



有線ドローンは雨天でも飛行でき、連続一週間程度の飛行が可能。

研究概要を聞く野田聖子総務大臣ら[説明:研究代表 山内理史氏(株式会社理経。工学院大学卒業生(工業化学科1987年卒業))]
研究概要
名称 | 有線Droneを利用した移動型火のみやぐらとG空間システム連携の研究 |
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内容 | 大規模災害時の災害状況を有線ドローンを使用しサーマルカメラによる空撮と、FWA(データを有線ではなく無線を使用する通信サービス)を使用した移動中継車による通信を併用、災害現場映像をG空間情報を利用したシステムで表示し、本システムの有効性を研究する。 |
実施団体 | 工学院大学(チーフアドバイザー。担当:村上正浩教授) 株式会社理経(研究代表) 前橋市消防局(連携消防機関) 田中電気株式会社(ドローン提供 ) |
採択制度 | 総務省消防庁 平成29年度「消防防災科学技術研究推進制度」 重要研究開発プログラム |
研究期間 | 2017年5月11日~2019年3月31日 |