災害トイレ設置体験と屋外ワークスペース実証実験を開催・参加しました

2018 / 11 / 22
11月20日、本学から歩いて10分ほどの新宿中央公園で、災害トイレの設置体験会が行われ、学生が参加しました。

このイベントは、新宿駅周辺防災対策協議会(事務局:新宿区)が主催し、新宿区の担当者から説明を受けました。新宿中央公園には、災害トイレが50基以上設置されています。災害時に区や公園の担当者が開設するには多く、近隣に勤務する方が協力することで、混乱を防止しようと企画されました。公園内には3タイプの災害トイレがあり、全ての設置方法を体験・見学しました。

平時はスツールとして使われている洋式トイレ(左右)と、マンホール型トイレ(中央)
蓋を開け、型によってはネジを締めたり、蓋を取り外します。普段閉まっているため、開けるには若干時間がかかりましたが、和式トイレ自体の準備は、2分程度で終了しました。
この場所では、村上研究室の4年生が体験し、「寒くて手が思うように動かなかった。真冬や雨の日は大変そう」と振り返りました。
それぞれの場所に、このようなテントを立て、プライバシーを守ります。骨組みを延ばしたり、カバーを付けたりと、テントの設営には、4人で5分程度かかりました。

参加者からは、「この“空き”の札は、もう少し小さい方が使いやすい」「ライトの設置には防犯も考慮したい」など、実際の使用をイメージした意見が交わされました。
本学では、複数の研究室が防災の課題に取り組んでいますが、今回は、村上研究室(建築学部まちづくり学科)から3年生と4年生、あわせて3名が参加し、撮影と通行人の安全確保を担当しました。3年生は研究室配属になってまだ日が浅く、「地域の防災訓練は初めて」「他のイベントへの参加が決まっているので頑張りたい」と今後の取組・研究に期待していました。 同日は、野村ビルで、屋外ワークスペースの実証実験も行われました。本学が開発した、災害時に電力等提供するユニット「D-ZEV」が新宿野村ビルで、サイネージ表示で非常時に共有する情報を流す実験で、「防災WEEK」のイベントの一つです。
この実験は、建築学部の中島裕輔研究室と情報学部の水野研究室の学生が準備・設置を行いました。晴天で、ソーラーパネルによる発電も順調でしたが、ビルの谷間のため電波をとらえにくいなど、課題も見つかりました。
明日は、この場所で、防災備蓄食品の食べ比べなどを行います。

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