村上研究室が目黒中央中学校で避難所体験教室を行いました

2018 / 07 / 24
 7月20日(金)、エリア防災における社会実装事業の一環として、村上研究室が目黒中央中学校で避難所体験教室を開催しました。

 毎年、同校では防災教育の一環として、避難所での生活を体験するために宿泊での防災教室を行っています。今年は、その企画のひとつである「避難所体験教室」を村上研究室が担当し、避難所での生活について考えるワークショップを行いました。
 開会式の後、村上正浩教授(まちづくり学科)の講演が行われ、地震発生時に生じる可能性のある火災等の危険性や、近隣で災害が発生したときに取るべき行動などについてお話がありました。
 続いて、避難所での生活を考えるため、以下のワークショップが行われました。
ワークI
避難所での生活を体験しよう
 1 (共通) 一人当たりのスペースを体験しよう
2-1(選択)  避難所生活の空間を体験しよう
2-2(選択) 避難所に必要な機能を配置しよう
ワークII
避難所での生活をイメージしよう
 3 (共通) 持ち寄ったもので何ができるか考えてみよう
4-1(選択) 運営者になって避難所での様々な課題に取り組んでみよう
4-2(選択) 避難所生活の中で自分に何ができるか考えてみよう
 ワークIでは、避難所で生活する際の一人当たりに割り当てられる面積(新聞紙約4枚分)や高さの違うダンボールの間仕切りを体験し、どのようなレイアウトで配置すると過ごしやすいか、などをグループごとに検討しました。
 ワークIIでは、各々が事前に用意し持ってきた「避難所で使えそうなもの」を発表した後、実際の避難所での暮らしを考えた上で足りないものや、自分にできることなどを考え、グループ内で共有しました。
 最後に、ワークを通じて気付いたことや学んだことをグループごとにまとめ、発表しました。ダンボールの間仕切りの高さが10cm変わるだけで外からの見え方・中に入った時の圧迫感が異なることや、普段の生活で使う何気ないものが避難所でとても必要になること、避難所では中学生の自分たちにも色々できることがあるとわかったことなどが印象的だったようです。