「チーム・新宿」の取り組みが「企業防災賞」を受賞、村上正浩教授(まちづくり学科)が表彰式に参加しました

2018 / 06 / 01
本学が参画した「新宿駅周辺地域における巨大地震に対応するための、地域連携によるDroneを活用した取り組み」が、BCAOアワード2017の「企業防災賞」を受賞しました。表彰式は、5月31日に国立オリンピック記念青少年総合センターで行われ、本学からは村上正浩教授(まちづくり学科)が出席しました。
BCAOアワードとは、国内で事業継続の普及や啓発の活動を行っている事業継続推進機構(BCAO)が、事業継続の標準化・公開、普及等の活動や、調査研究・手法提案、BCPの策定、BCMの実施、人材育成、訓練、点検・改善等の実践を行った個人・団体を表彰し、その成果を広く周知することを目的とする表彰制度で、今回が12回目の開催となります。

受賞対象となった取り組みは、新宿駅周辺防災対策協議会の有志で結成された「チーム・新宿」が主催した実証実験「ドローンを用いた情報収集及び滞留者誘導実証実験」です。これまでに、2017年2月と同年12月に実施し、今年度も実施を検討しています。日本有数の人口密集地かつ超高層ビル街である新宿西口エリアにおいて、ドローンおよび自家通信網等を活用し、「災害時の情報収集と情報共有」と「滞留者誘導」の実効性、その課題等について検証することが目的で、参加団体はそれぞれの知見・機材・人員等を提供しました。これは、「新宿ルール実践のための行動指針」のコンセプト「できる人が、できる事を、みんなでやる」に基づいており、本学は、地域の専門家としてのテクニカルアドバイスや撮影画像手法の開発などを担当しています。

本学は、2007年から新宿区の防災計画に携わるなど、地域の防災に参画しています。これらをまとめた事業「巨大都市・複合災害に対する建築・情報学融合によるエリア防災活動支援技術の開発と社会実装」は、文部科学省の平成28年度私立大学研究ブランディング事業に採択されました。採択3年目となる2018年度は、社会実装を促進すべく、全学的に取り組みを続けます。
 
チームを代表して表彰状を受け取る新宿区担当者(写真右)
受賞関係者全員での記念撮影
チーム代表者による受賞取り組みの紹介

「チーム・新宿」メンバー

工学院大学、新宿区、損害保険ジャパン日本興亜株式会社、SOMPOリスケアマネジメント株式会社、株式会社理経
協力団体:新宿駅周辺防災対策協議会、株式会社NSi真岡、アイベックステクノロジー株式会社、日東通信株式会社、株式会社ブイキューブロボティクス、一般財団法人公園財団、株式会社システムファイブ、日本電気株式会社