掲載日:2012/10/29
本学では、学園創立125周年の記念事業として、
皆様のご寄附をもとに、様々な事業を行っております。
このたび、そのひとつである学生・生徒のクラブ活動支援として、
八王子校地において弓道場の新設、
ボクシング部の部室の建て替えを行うことになり、
現在来年夏の竣工に向けて設計を進めています。
その建設は、部員やOB・OGから以前から要望されていたものです。
両建物は、学園内でははじめて本格的な木造でつくる予定で、他の学校の類似施設にはない独自の工夫も
加える予定です。
学生・生徒のクラブ活動の活性化はもちろん、本学の建築学部の教材としても役立て、
新たな学園の顔となる施設としたいと考えています。
とはいえ、現時点では必要最小限の設備で計画を進めています。
より充実した施設とするため、皆様のいっそうのご支援をいただけるようお願いいたします。
常務理事
建築学部建築デザイン学科教授
後藤 治
左 冨永祥子先生、右 福島加津也氏
(2013.1.17起工式にて)
部活動は学生の日常的な交流の場であり、
一方で心身を鍛錬する場でもあります。
この「親しみやすさ」と「緊張感」という2つのイメージを
内包する建築をめざし、現在設計を進めています。
今回の弓道場・ボクシング場では、ちょうど同じ広さの
無柱空間を、それぞれ違った木造の架構方法で提案しています。
どちらもシンプルな外観ですが、一歩内部に足を踏み入れると、
そこには現代の技術に裏打ちされた精緻で圧倒的な木造空間が
広がります。
日本の伝統的な材料を使いつつ新しい可能性を示す建築として、
また持続可能なものづくりの教育教材として、
小規模ながら特色のある施設になると考えています。
ご期待下さい。
建築学部建築デザイン学科准教授
設計担当 冨永祥子
(福島加津也+冨永祥子建築設計事務所)
弓道場の架構模型
ボクシング場・弓道場の全体模型
屋根架構構造実験
八王子校地敷地図
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現在のボクシング場(正面中央の建物)
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現在の弓道部の練習場