「“新宿ならでは”炊き出し」を実施、防災や備蓄食料をアピール

2019 / 11 / 12

11月11日、新宿キャンパス近くの新宿調理師専門学校にて、「“新宿ならでは”炊き出し」が行われました。本学が全体企画と備蓄品の調達を担当し、同専門学校が調理を担当しました。

道行く人に無料提供されたメニューは、缶に入ったしろがゆ、野菜たっぷりの豚汁、スライスしたさつまいもの3品です。少し冷たい風が吹く中、参加した方々は、「わぁ、あたたかくて嬉しい」と喜んでいました。

このイベントは、昨年度に引き続き3回目の実施で、本学が加入する新宿駅周辺防災対策協議会主催「新宿防災ウィーク2019」の一環です。会場では、本学の村上研究室(建築学部まちづくり学科)の学生が防災ウィークのチラシを配布し、明日から開催される防災イベントを周知しました。

多くの事業所などで、期限が迫った備蓄品の多くが廃棄されていますが、このイベントはそれらを有効利用し、新宿近辺に勤務している方や学生さんに「新宿ならでは防災」※を知っていただくきっかけとなっています。今回提供したしろがゆは、新宿区より提供していただいた賞味期限切れ寸前の備蓄品です。

参加して下さった方からは、「昨年も参加した」「備蓄品を活用し、地域勤務者や住民を巻き込んで実施している点は、当社の防災取組の参考にしたい」との声が聞かれました。本学は、これからも様々な観点から新宿駅周辺の防災・減災に取り組み続けます。

※「新宿ならでは防災」とは
新宿区が災害時の混乱防止目的に、「混雑は、混乱になりやすいから。」「揺れた時、なるべくその場に留まろう。」「その場がだめなら、駅よりも公園に行こう。」をキャッチコピーとして、社会への浸透(認知度向上)を図っている。