テーマ2:大地震対策建築モデル

テーマ紹介
大都市中心エリアにおける既存の防災拠点施設(超高層建築などの重要施設や地域活動拠点となる避難所・体育館など)を対象として、大地震時の機能継続・早期復旧を目的とする構造・非構造部分の効果的な補強法と総合的な耐震性能評価法を開発します。

「大地震対策建築モデル」について

(1) 耐震・制震補強による高耐震性能の「構造躯体補修モデル」(数百年に一度のレベル2地震動でも在館を可能とし、数千年に一度のレベル3地震動でも崩壊しない構造躯体)
(2) 大変位・大加速度振動台を活用した安全な室内空間と機能継続を可能とする「非構造部材補修モデル」(天井・内外装材・設備機器を対象)
(3) 災害後の機能継続・早期復旧の視点からの総合的な耐震性評価法(resilience based design)と既存建築の「使用継続性能チェックリスト」
開発モデルの検証は、下記の様に行います。
(1) 構造躯体は、3次元地震応答シミュレーションと既存実験棟との比較検討
(2) 非構造部材は、大変位・大加速度振動台による実大実験
(3) テーマ1との連携による実建物(超高層及び体育館)への適用と防災訓練等を活用したアンケート・ヒアリング調査等
大変位・大加速度振動台
左下部:高速かつ長ストロークの油圧ジャッキ

お問い合わせ先

<メンバー> ◎:リーダー、○:サブリーダー

山下 哲郎 建築学部建築学科 教授
超高層・体育館の耐震性能向上
田村 雅紀 建築学部建築学科 教授
非構造部材の耐震性能向上
  久田 嘉章 建築学部まちづくり学科 教授
都市災害リスク評価
  西川 豊宏 建築学部まちづくり学科 教授
設備施設の耐震性能向上
  鈴木 澄江 建築学部建築学科 教授(2020年4月より参画)
構造部材および非構造部材の耐震性能の向上
 
  松田 頼征 建築学部建築学科 助教(2020年4月より参画)
超高層・体育館の耐震性能向上