掲載日:2011/10/14
工学院大学八王子キャンパス総合教育棟新築工事の施工にあたって
大成建設株式会社東京支店 作業所長 種元賢弘
「現場の魅力は何ですか。」よく受ける質問の1つです。建築物は、工業生産品の1つではありますが、その性格は非常に特殊であると言えます。まず単品生産である点、企画や設計、施工中においてエンドユーザーがその過程に深く関与する事です。皆さんが手にする多くの工業製品は、完成形を選択する事しか出来ませんが、建物は完成形を関係者の協力や努力により、作り上げていくものと言えます。
施工者は、関係者のいろいろな情熱を最終的に受け止める受け皿のようなものであると考えています。
本来の意味でのモノつくりのダイナミズムが現場で体感できるのは、このような理由であり、現場の魅力とは、ここに集約されます。
スチューデントセンターから現場の状況が良く分かります。日々刻々と変化する現場を、少し足を止めて眺めてみて下さい。少しずつ完成に近づいて行く現場を感じ、このプロジェクトに関わる人々の情熱に想いを馳せてみて下さい。その瞬間に皆さんも作り手の1人になるのではないでしょうか。
最後に工事中の安全確保には、細心の注意を払います。ご不便をお掛けすることがあるとは思いますが、ご理解、ご協力をどうぞよろしくお願いします。
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