新宿駅周辺防災対策協議会総会で久田嘉章教授(まちづくり学科)が講演しました

2018 / 05 / 29
5月23日、久田嘉章教授(まちづくり学科)が新宿駅周辺防災対策協議会総会で講演しました。

工学院大学は、新宿駅周辺防災対策協議会のメンバーとして、設立時の2007年度から参画しています(当時の名称は新宿駅周辺滞留者対策訓練協議会)。5月23日は、新宿区役所本庁舎で同協議会の総会が開催され、平成29年度活動の報告と、議案は平成30年度活動報告案などが決定されました。

休憩を挟んでの連絡事項の時間は、本学も参加したドローンを使った実証実験と「BCAOアワード2017」受賞を紹介後、本学のブランディング事業について情報共有しました。住民の防災意識推進と新宿駅周辺の社会実装促進を目的に、同事業で開発した車両等を防災関連イベントに出展協力できることも案内しました。
久田教授による講演「オールハザードアプローチ」は、16時半から始まりました。ありえないと思われていた衝撃的な事象は「ブラック・スワン」と呼ばれ、防災や危機管理の分野で脚光を浴びていることがまず紹介され、「どんな災害にも柔軟な危機管理に対応できる」危機管理法として「オールハザードアプローチ」があり、欧米では標準的な危機管理手法として広く用いられていることが示されました。

同協議会では、同日の総会をはじめ、様々なイベントや講習会で、アンケートを取り、改善に活用しています。アンケートの集計は、久田研究室が協力しているため、この総会にも学部4年生2名も参加しました。実験などに協力している村上研究室からは、修士課程の学生1名が参加しました。

工学院大学は、今年度も新宿駅周辺防災対策協議会の活動に協力します。

本学の取り組みを報告し「オールハザードアプローチ」をレクチャーする久田教授