掲載日:2012/03/25
第8回創立125周年記念講演会・東日本大震災復興支援シリーズ第3弾
「長周期地震動等に対する室内安全セミナー」開催報告
3月22日(木)新宿キャンパスにて、創立125周年記念講演会・東日本大震災復興支援シリーズ第3弾「長周期地震動等に対する室内安全セミナー」を開催し、企業をはじめ、国や自治体など、約400名の方々にご参加いただきました。
当日は、はじめに、本学より久田まちづくり学科教授が基調講演を行い、長周期地震動とはどのようなものか、実際の超高層ビルを題材として揺れ方や特徴を説明し、続いて田口氏、相澤氏が実際の被害検証などから長周期地震への対策の重要性を訴えました。また新宿などの超高層ビル街では家具の固定を行うことが有効な対策であるとして、具体的な実施方法が駒崎氏、伊藤氏から紹介されました。
当日は、東日本大震災の高層階の揺れを再現した地震動シミュレーターを展示し、参加者の方々に実際に体験いただいたほか、東京消防庁の東日本大震災パネル展示や、オフィス家具を固定する止め具の展示、本学からは、復興支援活動をまとめた東日本大震災復興支援「300日の軌跡」冊子を会場の方々に紹介しました。
■開催概要
日時 平成24 年3 月22 日( 木) 13:00-16:40
会場 工学院大学 新宿キャンパス (高層棟3 階アーバンテックホール /5階A−0542 室)
■プログラム
・開会挨拶 伊藤 克巳 (東京消防庁防災部長)
・基調講演「長周期地震動等による高層ビルの揺れと対策」久田 嘉章 ( 工学院大学建築学部まちづくり学科教授)
・講演1 「東日本大震災の室内被害と長周期地震動等に対する室内安全対策」田口 元寿 (東京消防庁防災部震災対策課)
・講演2 「長周期地震動に対する気象庁の取り組み」相澤 幸治 (気象庁地震火山部)
・講演3 「オフィス家具の地震対策について」駒崎 好範 (日本オフィス家具協会)
・講演4 「地震時における複写機等の移動・転倒防止の推奨対策」伊藤 幸洋 (ビジネス機械・情報システム産業協会)
・閉会挨拶 木村 雄二 (大学院大学常務理事)
■展示(3階ホワイエ)
・パネル展示
・地震動シミュレーターによる地震動体験・・・東日本大震災高層階の揺れ、仙台市震度6強の揺れを再現