『工学院大学ソーラーチーム』が現地オーストラリアで試走を開始

2017/09/27

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世界最大級のソーラーカーレース「ブリヂストンワールドソーラーチャレンジ」3度目の挑戦

工学院大学(学長:佐藤 光史、所在地:東京都新宿区/八王子市)の学生プロジェクトである『工学院大学ソーラーチーム』が、10月8日に開幕する世界最大級のソーラーカーレース「2017ブリヂストンワールドソーラーチャレンジ」参戦のため、2017年9月17日より、オーストラリアに入り準備を開始しました。
  • オーストラリアで調整中の参戦車両Wing

『工学院大学ソーラーチーム』が現地オーストラリアで試走を開始 世界最大級のソーラーカーレース「ブリヂストンワールドソーラーチャレンジ」3度目の挑戦 [405KB]

本件のポイント

  • 工学院大学ソーラーチームが10月8日開幕のブリヂストンワールドソーラーチャレンジ・チャレンジャークラス参戦に向けて現地オーストラリアでの試走を開始。
  • 現在の試走は、レースの下見と調整を兼ねて、レースのゴール地点から約3,000kmを逆走してスタート地点へ。
  • チームは車両の開発・設計から製作、レースでの走行など全てを学生主体で行っている。

本件の概要

工学院大学ソーラーチームは、理工学に関する自主的な創造活動から生まれた「学生プロジェクト」です。本プロジェクトでは学生の創造性を育むとともに、社会でリーダーとして活躍するための人間的な成長が期待されています。また、ソーラーチームは、「総合研究所ソーラービークル研究センター」が技術支援を行い、各分野で先端研究に取り組む教員陣をチームアドバイザーとして招聘しています。学内のものづくりの施設を最大限に活用しつつ、学部・学科の枠を超えて横断的な技術支援を展開し、産学連携を目指した研究体制の強化に取り組んでいます。
 
10月8日に開幕する世界最大級のソーラーカーレース「2017ブリヂストンワールドソーラーチャレンジ」に3度目の参戦となる工学院大学ソーラーチームは、レースの行われるオーストラリアに入り準備を行っています。9月18日から7日間の予定でクーパーペディ(南オーストラリア州)市街で試走を繰り返し、スタート地点のダーウィン(ノーザンテリトリー州)へ向かいます。参戦車両Wingは開発・設計から製作、レースでの走行など全てを学生主体で行っており、様々な調整を繰り返しながらレースのスタートをむかえます。 【今後の主なスケジュール】 ・9/20(水) ~ 22(金) クーバーペティー周辺で調整・試走 ・9/25(月) ダーウィン入り ・10/7(土) 動的車検(予選レース) ・10/8(日) レーススタート(5日目となる10/12(木)にゴール予定) ・10/15(日) 表彰式
  • レースはオーストラリア大陸縦断で行われる

参考資料

工学院大学ソーラーチームとは
2009年に8名で学生プロジェクトの一つとしてスタートした工学院大学ソーラーチームは、短期間で実力をつけ2011年の国内大会での準優勝を皮切りに、2013年には世界大会初参戦、2015年世界大会準優勝、2016年国内大会ではチーム初となる女性ドライバーが誕生するとともに、大会新記録を樹立し総合優勝を飾るなど輝かしい成績を収めています。
 
こうした点が評価され、2017年より大学のフラグシップに選定され「総合研究所ソーラービークル研究センター」を設立。学内のものづくりの施設を最大限に活用しながら、多数の教員陣が学部・学科の枠を超えて横断的な技術支援を展開し、産学連携を目指した研究体制の強化に取り組んでいます。
 
チームのメンバーは、車両をメインに扱う技術部、サポート企業との調整や広報を担う運営部、会計全般を管理する財務部に分類され、その役割を学生各々が担当します。現在は、様々な学部・学科で構成される部員306名で活動中。“50年後の未来を考えた地球の持続的利用”を理念に、車両の開発・設計から製作、レースでの走行など全てを学生主体で行っています。

ブリヂストンワールドソーラーチャレンジとは
ブリヂストンワールドソーラーチャレンジは、太陽光を動力源としてオーストラリア北部のダーウィンから南部のアデレードまで総延長約3,000kmを走破する国際的なソーラーカーレースです。世界一速いソーラーカーを決めるチャレンジャークラス、実用性を競うクルーザークラス、そして順位よりも大会を楽しむアドベンチャークラスの3クラスが設定されており、世界各国から集まった大学生を多く含む40以上のチームが約5日間をかけて広大なオーストラリア大陸を縦断します。
今大会は21ヶ国から大学生を多く含む42チームが出場予定となっています。(9/25現在)
 
≪大会概要≫
正式名称:2017 Bridgestone World Solar Challenge 開催期間:2017年10月8日(日)~15日(日) 開催場所:オーストラリア(スタート:ダーウィン、ゴール:アデレード) 主催者:南オーストラリア州政府観光局 クラス区分: (1)「Challenger Class (チャレンジャークラス)」 タイヤ4輪/ドライバー1名の条件の下、速度を重視したデザインの車両で目的地までの順位を競う (2)「Cruiser Class (クルーザークラス)」 タイヤ4輪/ドライバー1名+乗員1名以上が乗車できる車両で、エネルギー効率や実用性を競う (3)「Adventure Class (アドベンチャークラス)」 過去の大会の規則に準じた車両や、上記他のクラスの条件を満たさない車両でも参加できる。
  • ソーラーチームメンバーと応援大使の足立梨花さん

取材に関するお問い合わせ
学校法人 工学院大学 総合企画部広報課/担当:関根・堀口・松本
E-mail: gakuen_koho@sc.kogakuin.ac.jp TEL:03-3340-1498
工学院大学ソーラーチーム特集ページ (チームの現地レポートを随時更新しています)
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