総合研究所について
総合研究所の概要
1993年度(1994年2月)に設立され活動を開始した「総合研究所」は、理工学に関する研究部門に総合文化研究部門が併設されるといった構成となっています。
その構成において、科学技術の基礎及び応用、ならびにこれらが直面する人間文化的側面に関する特色ある研究を行うと共に、その研究に基づいて本学の教育の向上に資し、本学研究者を主体とした産学共同研究をも推進します。そして、その研究成果を社会に還元することを目指して、主に以下の施策に取り組んでおります。
- 文部科学省私学助成による研究センターを設立してプロジェクト研究を推進する。
- 本学の研究者を核として外部の研究者との共同研究を実施する。
- 研究報告会の開催、研究活動報告書の発行
- TLO(Technology Licensing Organization)への対応
・知的財産権に関わる取り組み
・他機関等との研究支援事業の取り組み
ご挨拶
総合研究所所長 小林 元康(先進工学部 応用化学科)
120年以上の伝統と実績を持つ工学院大学は、「持続型社会をささえる科学技術をめざす」という本学の理念を実現し、今日の技術立国日本の発展のために寄与してきました。
日本の高度成長期における本学の主な役割は技術者の育成であり、新技術に対応しながら教育が行える時代でもありました。その後大学教育は時代とともに変遷し、理系大学として基礎的な教育や技術を担保しながら、一方で先進的な教育研究が社会から求められるようになり、1994年2月に工学院大学総合研究所が設置されました。
総合研究所の目的は、科学技術の基礎及び応用並びにこれらが直面する人間文化的側面に関する特色ある研究を行うとともに、その研究に基づいて本学の教育の向上に資することにあります。すなわち、研究のためだけの機関ではなく、多くの学部生、大学院生に先進的な教育研究を提供する機関でもあります。また、この目的を達するために、学外からの研究・試験等の受託、学外との共同研究、工業所有権に関する取り扱い、研究会・講演会等の開催、研究報告書及び年報の発刊、各種展示会への出展や科学研究費獲得支援など多岐にわたり活動を行っています。
総合研究所には、研究部門(理工学研究部門及び総合文化研究部門)と研究センターが置かれています。
これらの研究センターでは、多くの学部生や大学院生が先進的な研究に携わることで、教育の場としての役割を果たしております。また、各センターには、理系大学の特長を十分に生かした高度な装置設備が施設され、学部生や大学院生が最先端の機器を利用することができます。
工学院大学総合研究所は、本学の研究推進を図るとともに、多方面から研究支援を行い高度教育研究の場を充実させるべく努力してまいります。