各種方針
工学院大学の目指す人材像
工学院大学では、本学の教育研究の目的を踏まえた日々の学修と学生生活をとおして、どのような環境にあっても、生涯にわたって不断に成長できる実力を備えた人材の育成を目指しています。
そのために、積極的で自立した調査(Research)に基づいて、自己で目標を設定して計画を立て(Plan)、確実に実行する(Do)だけでなく、その成果を客観的に評価検証(Check)し、改善に努め新たなステージに踏み出してゆく(Action)プロセスを日常的に意識することが大切と考えています。こうした合理的な思考方法(R・PDCAサイクル)を、科学技術の運用能力とあわせて身につけることで、さまざまな分野においてリーダーシップを発揮できる人材を育成すべく、以下に掲げた能力の修得を目標に掲げています。
本学が学位を授与した者は、修得した思考方法と能力を活用して、多様な人々と調和しながら行動し、グローバルな視点から科学技術の発展に直接的または間接的に貢献する人材であることを、広く社会にアピールしていきたいと思います。
工学院大学 学長
知識・理解
基礎知識の修得
- 数学、自然科学および情報技術の基礎知識を身につけている
- 人、社会および文化に関する基礎的な知識や教養を身につけている
専門分野の知識の修得
学部学科毎に示される専門分野の知識や専門技術を修得している
思考・判断/技能・表現
汎用的問題解決力の修得
- 問題定義
- 論理的考察
- 日本語表現(文章表現力、口頭伝達力・プレゼンテーション力)
- 英語コミュニケーション
- R・PDCA
自ら情報収集・分析し、現代社会の問題から解決すべき課題を抽出して適切に問題設定できる
課題解決に必要な論理的思考力や分析力があり、課題に対する解決方法が立案できる
日本語を用いて、自らの考えを論理的にまとめ、適切に表現できる
英語を用いて、異文化・多文化の中で基礎的なコミュニケーションができる
i.目標設定力、計画力
自らの希望や将来展望に基づいて、学修と学生生活の目標を段階的に設定できる
目標設定に当たっては、十分な調査を行うと共に、客観的な意見を尊重できる
学修とその内容および習熟度を自ら把握し、目標達成のために計画を立案できる
学修する内容を予め調べ、理解すべき要点と解決すべき問題点を明確に取り組むことができる
目標設定に当たっては、十分な調査を行うと共に、客観的な意見を尊重できる
学修とその内容および習熟度を自ら把握し、目標達成のために計画を立案できる
学修する内容を予め調べ、理解すべき要点と解決すべき問題点を明確に取り組むことができる
ii.学修・活動の実施、実行力
自らを律し、継続的な学修によって、知識や能力を高めることができる
各学部・学科が具体的に定める修得すべき能力を理解し、積極的に学修する
学修の成果や取り組んだ活動について、他者に分かりやすくかつ正確に説明できる
学生生活をとおして、豊かな人間性を備え、相手を理解・尊重しつつ相互作用できる
iii.自己点検・評価力
自らの目標を振り返り、計画に沿って進んでいるかを客観的に点検・評価できる
教員とのコミュニケーションに基づき、学修内容に関する理解度を総合的に点検・評価できる
iv.改善力・向上力
取り組んだ学修や活動について冷静に振り返り、計画に沿っていない部分や新しい問題点を発見できる
当初の目標や計画の適切性を考察し、より高い目標や新たな計画にフィードバックできる
関心・意欲・態度
道徳的態度と社会性の修得
- 主体的学修
- チーム協働
- 社会理解・キャリア意識
- 技術者倫理
自己を律し、継続的に学修して知識や能力を高めることができる
豊かな人間性を備え、相手を理解・尊重しつつ、チームの成果に貢献することができる
人間社会と科学技術との関わりを多面的に捉えられ、学ぶこと・働くことの意義や役割を理解できる
社会や自己の理解と通じて、社会的・職業的自立に向け、勤労観・職業観を自ら形成できる
技術が社会に及ぼす影響や効果、及び技術者が社会に対して負っている責任を理解し、高い倫理観を持って自らの社会的責任を果たすことができる
知識・理解/思考・判断/技能・表現
創成能力の修得
上記の知識や能力を具体的な問題に応用し、制約条件下で課題を解決する提案ができる
具体的には、情報リテラシー、創造的思考力、課題解決力をもって、独自性のあるテーマを設定し、独自性のある解決方法を提案し、論証できる
上記の知識や能力を具体的な問題に応用し、制約条件下で課題を解決する提案ができる
具体的には、情報リテラシー、創造的思考力、課題解決力をもって、独自性のあるテーマを設定し、独自性のある解決方法を提案し、論証できる
先の見えにくい困難な時代を生き抜いていくためには、R・PDCAサイクルにこだわりすぎるべきではない、という考えもあるかも知れません。しかし、大学4年間の貴重な時間の中で、自らを律し変革していく力を育んだその経験は、必ずや実社会においても役立っていくだろうと思います。