学修成果の評価の方針(アセスメント・ポリシー)
(目的)
工学院大学は、建学の精神である「社会・産業と最先端の学問を幅広くつなぐ『工』の精神」に定められた、理念・目的である「大学として広く知識を授け人格の完成をはかるとともに、工学及び関連分野に関する高等な理論とその応用を教授ならびに研究し、人類の福祉に貢献し得る人材を育成する」「大学院は学部の教育の基礎の上に、学術の理論および応用を教授研究し、その深奥を究めて、文化の進展に寄与すること」を達成するため、大学・大学院の学位授与の方針(ディプロマ・ポリシー)を示し、学生が主体的に学び、学習を成功に導くために、以下に掲げるアセスメントプランに基づき、教育課程(カリキュラム)で設定された学習目標の到達(達成)評価に加え、さまざまな学習活動を通じて身につけられる汎用的能力などの測定・把握をし、その結果に基づき教育改善を行うことを目的とする。
(アセスメントプラン)
- 各授業単位
1-1.学習前・学習開始時
目的:教員が授業前に学生の能力や既有知識を把握して、授業内容・計画を調整すること。
方法:各科目ルーブリック、受講前アンケート、基礎学力テスト、習熟度別プレイスメントテストなど
1-2.学習中
目的:学生の途中段階の理解度・達成度を把握すること。
その情報をもとに残りの学習計画を修正すること。
学生に現状をフィードバックすること。
学生に残りの学習の改善を促すこと。
方法:各科目ルーブリック、授業ごとの小テスト、中間テスト、中間アンケートなど
1-3.学習後
目的:総括としての評価を行うこと。
学生に学習の結果をフィードバックすること。
学生に学習活動全体に対する振り返りを促すこと。
方法:期末テスト、最終レポート、授業アンケート など
成績評価の一貫性と公平性の担保のため、科目ルーブリックを活用する。 - 教育課程(カリキュラム)
目的:開講されている授業が、ディプロマポリシーおよびその下に定められたカリキュラムポリシーに基づき効果的な教育課程が編成されているかどうか、効果的に学生の学修成果として表れているかを判断すること。
方法: 基本として以下のデータを収集し調査検討する。
(1)成績評価の分布と推移(個別科目または科目群等)
(2)GPA分布と推移(個別科目または科目群等)
(3)各科目の履修登録者数、履修中止者数および授業欠席調査の数値
(4)学期末授業評価アンケートの結果
(5)学習前・学習中・学習後の科目ルーブリックの結果
(6)卒業時および卒業生アンケートの結果その他、適宜必要なデータを使用する。
2019年4月1日