社会連携・社会貢献方針

工学院大学は、工業化が急ピッチで進む1887(明治20)年の開学以来、「製造業などの発展に伴う社会・産業界のニーズ」と「最先端の工学研究という学問分野の発展」をつなぐ専門性の高い技術者育成の場として、10万人を超えるものづくりの担い手を世の中に送り出してきました。

グローバル化がますます進展する21世紀社会においても「社会・産業と最先端の学問を幅広くつなぐ『工』の精神」を深化・発展させ、事業・実務でリードし、科学技術立国日本における21世紀型ものづくりを支える理工系人材の育成および先端領域で創成能力を発揮する高度な開発技術者・研究者を育成する拠点として成長し続ける必要があります。

本学は、民間企業、国、自治体および地域社会等と連携し、これにより生まれる科学技術分野の研究成果を広く社会に還元することによって、平和で豊かな社会の発展に貢献することを新たなミッションとしました。よって、本学は、「教育」と「研究」に並ぶ第三の使命として、「社会連携・社会貢献」を位置付け、それぞれを連携によって包含する領域を目指します。

本学は、社会連携・社会貢献活動を積極的に進めるにあたって、1.地球社会・地域社会の問題解決への貢献 2.科学技術の普及・啓発活動 3.次世代人材の育成 4.工科系ものづくり人材の育成支援-の四つを基本方針としてまとめ、以下のように取り組むこととしました。

本学の学生および教職員は、社会連携・社会貢献方針を十分に理解のうえ、社会連携・社会貢献活動を円滑に推進し、創立130有余年の歴史を通じて築き上げてきた卒業生(校友)、企業社会、地域社会、工学教育コミュニティ、学協会、協定を締結している連携校などとのネットワーク・絆を拡充し、本学、産業界等の発展にとどまらず、広くグローバル社会の発展に寄与するよう努めます。
基本方針 取り組み
1.地球社会・地域社会の問題解決への貢献 ・SDGsへの目標別取り組み
・包括協定を結んでいる、新宿区、八王子市、八王子商工会議所、多摩信用金庫、りそな中小企業振興財団などからの幅広い要請に応え、地域人材の育成や地域課題の解決を図る取り組み-など
2.科学技術の普及・啓発活動 ・産官学連携・・・・イノベーション・ジャパン、新技術説明会、テクノトランスファーinかわさき、 諏訪圏工業メッセ、おおた研究開発フェアへの出展-など
・学校間連携・・・・医薬工3大学包括連携、大学コンソーシアム八王子、TKK3大学連携プロジェクト、東京理工系4大学間の学術・教育交流-など
3.次世代人材の育成 高大接続事業の推進、寄付講義の設置-など
4.工科系ものづくり人材の育成支援 協定校からの留学生受入れ、短期受入プログラム、国際先端技術シンポジウム(ISAT)-など

2030に向けて世界が合意した「持続可能な開発目標」

2019年11月1日

各種方針