本学名誉博士 根岸英一先生の訃報に関するお知らせ

2021/06/15

ノーベル化学賞受賞者で本学名誉博士である根岸英一先生の訃報に接し、謹んで哀悼の意を表します。根岸先生の数々のご功績を偲ぶと共に、心よりご冥福をお祈りいたします。

学校法人工学院大学
理事長 後藤 治

工学院大学
学長 伊藤 慎一郎

根岸英一先生の功績と工学院大学との関わり

根岸先生は1977年、有機亜鉛化合物と有機ハログン化物を、パラジウムまたはニッケル触媒を用いて結合させることに成功し、炭素—炭素結合生成物を得る根岸カップリングを発見。この卓越した業績により、2010年にノーベル化学賞を受賞されました。2冊の書籍を筆頭に、400編に上る出版物、複数の特許を取得しており、これらの総引用回数は、優に20,000を超えています。このような業績をはじめ数々の優れた学術的功績はきわめて顕著で、根岸氏は国際的な学術文化の発展に大いに寄与されました。

2012年には本学園125周年記念行事の特別シンポジウムISATにおいて、「The Cross Coupling Reaction—A way to the Nobel Prize」と題し、大学院生・研究者向けに科学技術を発展させる意義を自らの足跡に基づいてご講演くださいました。
また2017年には本学ソーラーチームメンバーが根岸先生を表敬訪問し、チームの2017年度世界大会の参戦表明を行いました。根岸先生は1時間以上にわたり、ソーラーチームの活動について熱心に説明を聞いてくださり、チームに応援メッセージを送ってくださいました。