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電気・電子工学専攻生2名が電力・エネルギー技術関東私学連合ブランチ学生発表会で優秀発表賞を受賞

2021/12/27

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2021年12月11日に、工学院大学(対面)および遠隔とのハイブリッド形式で開催された関東私学連合ブランチ学生発表会において、電気・電子工学専攻1年のClarence Kitalongさん、Nomvelo Nzimandeさん(電力システム研究室・野呂康宏教授)が優秀発表賞を受賞しました。

Clarenceさんの出身であるパラオでは再生可能エネルギーの導入が進みつつありますが、さらなる導入拡大に向けて最適なシステム構成やシステムの安定な制御が課題となっています。そのうち小規模島嶼であるKAYANGEL島は、既に大量の太陽光発電が導入されており、昼間は太陽光発電から、夜間はディーゼル発電機に切り替えて電力供給していますが、昼間の太陽光発電の余剰分は十分活用されていない現状です。
Clarenceさんは、「KAYANGEL OPTIMAL DG/PV/BATT SIZING & CONTROL」の研究題目で発表を行い、太陽光発電を有効活用するために蓄電池を含めてのシステム構成や制御方法を最適化する目的でシミュレーションモデルを構築し、その検討経過について報告しました。セッションの座長および発表者相互の投票により優秀発表賞と評価されました。

Nomveloさんの出身である南アフリカでは、現状石炭火力発電による電力供給が大半を占めており、再生可能エネルギーの導入が課題となっています。発電出力が不安定に変動する再生可能エネルギーの導入量を増やしたときに、電力系統の需要の変化や再生可能エネルギーの発電出力変動に対して電力系統を安定に運用できるのか懸念があるため、これらを検討できる周波数変動解析モデルを構築しています。
Nomveloさんは、「The Study of Integration of the Large scale Photovoltaic and Wind Power Generation to the Grid」の研究題目で発表を行い、構築した解析モデルの妥当性の評価と今後の検討方法について報告しました。セッションの座長および発表者相互の投票により優秀発表賞と評価されました。

電力システム研究室