工学院大学VRプロジェクトは、9月11日から13日に名城大学天白キャンパスで開催されたIVRC(Interverse Virtual Reality Challenge)SEED STAGE(予選大会)に出場し、SEED観客賞を受賞、プロジェクト史上初のLEAP STAGE(決勝大会)進出を果たしました。
IVRCは、日本バーチャルリアリティ学会が主催する、学生を中心としたチームがインタラクティブ作品を企画・制作し、その創造性を競うコンテストです。
VRプロジェクトは、SEED STAGE(予選大会)で、異なる重力が一つの空間に存在することで「重力の変化」を体験できる企画「グラビティ・パラドックス」を展示しました。グラビティ・パラドックスは、VRゴーグルで見る映像やその映像に合わせて変化する傾斜装置により、体験者が全身で重力の変化を感じることができるコンテンツです。
審査員からは、「まるでUSJのアトラクションに乗っているかのような迫力があり、体験そのものが非常に楽しかった。」「エアシリンダー(空気圧で、動きや力を発生させる装置)一つでも重力の変化をしっかりと感じられる点も見事で、細部にまでこだわった工夫が伺えた」とコメントがあり、装置やソフトの完成度の高さが注目されました。
チームはLEAP STAGEに向け、さらに新しさと新鮮さを加えられるよう、重力変化や、風や音を使った様々な感覚器官へのアプローチを検討しています。より魅力的なコンテンツを目指し試行錯誤を重ね、決勝大会に挑みます。
なお、大会期間中はLEAP STAGEに出場する作品が、テレコムセンタービルで開催されるサイエンスアゴラ2024内にて一般公開され、どなたでも体験いただけます。ぜひお越しください。
工学院大学VRプロジェクト 代表 竹島光一さん(情報学部 情報デザイン学科2年) コメント
VRプロジェクト初のLEAP STAGE進出とSEED観客賞受賞を達成することができました。自分たちの努力が形となり、モノづくりの技術力を評価していただけたことを大変嬉しく思います。特に観客賞は、コンテンツの完成度や体験の質が高く評価された結果であり、過去大会での悔しさを乗り越え、今回の成果に結びつけられたことを誇りに感じています。決勝大会では、さらなるスリルや不思議な体験を提供できるよう、コンテンツをブラッシュアップし、より多くの方に楽しんでいただくことを目指します。IVRC2024 概要
期間 | 10月26日(土)~10月27日(日) |
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時間 | 10:00~17:00 ※26日の13:00-15:00は審査コアタイムのため一般の方は体験できません |
場所 | テレコムセンタービル |
参加料 | 無料 |
来場申込 | https://rrshow.jp/2024/ |
主催 | 日本バーチャルリアリティ学会 |