本学の炭素繊維リサイクル技術に複数企業が注目

2025/06/10

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小林潤教授(機械工学科)は、2025年5月28日(水)から 5月29日(木)に名古屋市で開催された第14回 次世代ものづくり基盤技術産業展 TECH Biz EXPO 2025に出展しました。電磁波で加熱して炭素繊維強化プラスチック(CFRP)から炭素繊維を分離・回収する技術を紹介し、多くの企業がブースを訪れました。

  • 本学ブースの様子
  • 小林潤教授によるピッチ登壇の様子
  • インタビューを受ける小林潤教授

CFRPは、軽量で高強度な特徴から、航空機、自動車のボディやテニスラケットのフレームなどに使われている素材です。名古屋圏では自動車関連企業が多く、同素材のリサイクルを実現化に近づきやすい環境と考え、この展示会に参加しました。

同展示会には2日間の会期に約6000人が来場し、本学ブースは、飛行機関連企業、自動車関連企業、廃棄物処理関連企業を始め、来客が続く盛況ぶりでした。「炭素繊維強化プラスチックの廃棄処分は課題であるので、社内に持ち帰り担当者に紹介したい。」「炭素繊維強化プラスチックを扱う製造現場では、端材処理に困っている。この技術でどうにかならないか。」といった生の声が聞かれ、研究の社会実装により近づく機会となりました。

中日Bizナビ
工学院大学の産学公連携