DX実践ラボセミナーを開催 14人が参加し、サイバーセキュリティを学ぶ

2025/12/24

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2025年10月から12月にかけて本学で実施した「DX実践ラボセミナー(全6回)」が、最終回を迎えました。

本セミナーは、文部科学省「大学・高専機能強化支援事業」の採択を受けた「DX実践ラボ」として、リカレント・リスキリング計画の一環で実施しました。「データ分析で学ぶ 実践的サイバーセキュリティ」をテーマに、Web・データベースシステムの基礎からサイバー攻撃と防御、さらに経営・組織マネジメントへの影響までを一連の流れで学ぶ実践型プログラムとして実施。対面とリモートを組み合わせ、学生6人、社会人8人の計14人が参加しました。

前半では、サイバー攻撃手法や防御の考え方を中心に、WebフロントやDBバックヤードの構成、ログや通信データの分析など、技術的側面を学びました。後半では、攻撃が業務に与える影響や組織的な課題に焦点を当て、多要素認証の未導入やアカウントの使い回しといった運用上の問題を例に、実務・マネジメントの観点から対策を検討しました。

最終回では、サイバー攻撃を受けた企業事例をもとに、被害状況から課題を整理し、検討した対策手法について個人発表を実施。効果とコストのバランスを踏まえた実践的な議論が行われました。

セミナーを担当した三木良雄教授(情報学専攻)は、「学生と社会人が同じ場で学ぶことで、技術とマネジメントの学びが相互に作用し、セミナーとして大きな意味を持った。今後、こうした取り組みを社会へと広げるための仕組みづくりを考えていきたい」と振り返りました。

DX実践ラボセミナー「データ分析で学ぶ 実践的サイバーセキュリティー」を開催