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情報学専攻修了生の高橋春輝さん、竹川高志教授(情報科学科)らの論文が日本神経回路学会論文賞を受賞

2026/02/12

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情報学専攻博士後期課程修了生の高橋春輝さんと竹川高志教授(情報科学科)らによる論文「Goal-oriented inference of environment from redundant observations」が、2025年度日本神経回路学会論文賞を受賞しました。
日本神経回路学会(JNNS)の論文賞(Best paper award)は、学会誌に掲載された論文の中から、神経回路学および関連するニューラルネットワーク、人工知能、神経科学分野において特に優れた成果を挙げた研究を表彰する制度です。
受賞論文は、人間が行動を重ねながら、次第に多くの報酬を得られる行動を選択していく過程をモデル化した、強化学習に関する研究です。現実世界のように、報酬と無関係な情報が大量に含まれる状況を対象とし、報酬に関係のある情報のみを用いて環境を理解するモデルを提案しました。新しい問題設定を提示するとともに、その解法を同時に示している点が高く評価されました。
なお、本論文は、高橋春輝さん、竹川教授、玉川大学の酒井裕教授、沖縄科学技術大学院大学の深井朋樹教授による共著論文です。

受賞コメント
今回、本研究論文が評価され日本神経回路学会論文賞という名誉ある賞を受賞したことを大変光栄に思っています。従来の方法が、世界を正しく認識しようとしてきたのに対して、提案モデルは自分なりの世界観を構築する手法と言えます。従来手法に比べ大胆に解釈するため効率的な面もある一方で、初期の経験から思い込みを持ってしまい、なかなかそこから抜けられないといった、ある意味人間らしい挙動も見られます。精度を高めてより実用的なアルゴリズムを構築する研究を行うとともに、人間の意思決定の研究にも繋げたいと考えています。

日本神経回路学会について

日本神経回路学会(JNNS)は、脳の構造・機能の解明(計算論的神経科学)と、その知見に基づく知的機能の工学的実現(ニューロコンピューティング)を目指す、学際的な学術研究団体です。神経科学、情報科学、数理、心理学など多分野の専門家が連携し、学会誌発行や全国大会開催を通じて最新の脳型AI技術や知能システム研究を促進しています。
日本神経回路学会 公式サイト 論文賞受賞者ページ
論文(DOI)