ナノ化学研究室『基礎・教養科(協力研究室)』

ナノの世界の化学を装置を作って探求する

指導教員:高見 知秀 教授

皆さんは「ナノ」という言葉を聞いたことはありますか。ナノというのはギリシャ語で「小人」という意味のνάνος (nanos) に由来して、10のマイナス9乗(10億分の1)というとても小さな数字で、1ナノメートルというと分子レベルの大きさになります。この大きさになると人間の目では見えません。光学顕微鏡を使っても見えません。その見えない大きさの物をどうやって観察して操作するのか?本研究室ではナノスケールのプローブつまり「ナノプローブ」を使って、分子や細胞を見て操る研究をします。そのためには、世の中にまだない装置を作って研究をしています。最近ではナノプローブ作製の際の副生成物から思いもよらない方向に研究が発展しました。こういうことも研究の醍醐味です。皆さんも一緒にナノスケールでの化学を楽しんでみませんか?


主な研究
テーマ
イオン選択ナノピペットの開発
交流電解研磨法による生成物の探索
細胞への自動インジェクション装置開発
キーワード ナノピペット / プローブ顕微鏡 / 細胞工学
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大学院 工学研究科

専攻